【東京スタジオインターンシップ2期生】言うは易く行うは難し

こんにちは!

東京スタジオインターンシップ第2期生、プログラマー志望の水谷洋輔です。

東京スタジオインターンシップが開始し、早2週間が経ちましたが、
ゲームの仕様などをメンバーたちと毎日侃々諤々と会議を行いながら少しずつ制作をしています。
(その様子は井ノ口さんが書いておられるのでご覧ください。)

私は、プログラマーとしてこの東京スタジオインターンシップに参加をしていますが、
この2週間だけでも色々なことを学び、考えさせられることとなりました。

今回、折角の機会なので、私がこのインターンシップでインプットしたことを
このブログでアウトプットして、読んでくださる皆さんとシェアしていけたらと思います。
そして、このサイバーコネクトツーのインターンシップに興味を持っていただけたら幸いです。

プログラマーがハマりやすい罠

 
前置きが長くなりましたが、本題に入ります。

2週間の企画プレゼンから企画決定、仕様会議そして各メンバーの作業分担を経て、
私自身が陥ってしまっていた、そして、プログラマーの人がハマりやすい罠について話をします。

それは、

「相手に伝える力」
「プログラマーとして己のやりたい技術とゲームとしての面白さ」

についてです。

「相手に伝える力」については、仙石さんもその大切さを書いています。
なので、今回はまず「プログラマーとして己のやりたい技術とゲームとしての面白さ」について書こうと思います。

己のやりたい、試したい技術をゲームに取り入れたいと思い、
ゲームを考える際に技術から考えてしまうのは、ある種プログラマーの性(さが)かもしれません。

しかし、チームで制作をしてゲームをより面白くしていかなければならないのに、
自分がやりたい技術を優先させるということはあってはいけません。
まして、それが導入することでゲームが面白くなるどころか
つまらなくさせてしまっては目も当てられません。

恥ずかしながら、かくいう私自身もこのインターンシップに参加するまでは、
この考え方でゲームをいくつかつくっており、
尚且つゲームの面白さを十分に表現できていないことのほうが多いという状況でした。

「技術の習得」という意味では良かったのかもしれませんが、
「面白いゲーム」をつくるという意味では悪かったと言えます。

ゲームを面白くするために

 
ゲームを面白くするうえで、技術もとても大切な一つの要素ですが、
本当に大切なのは「ゲームを面白くするためにどのような技術を使って、
どのように工夫すればいいかを考えること」
です。

この考え方の順番が重要であり、これが間違ってしまうと大変なことになってしまいます。

私は企画プレゼンの段階で、この傾向に偏っていることを見抜かれ、指摘されました。
しかし、ここで気付くことが出来たからこそ、現在インターンシップで制作しているゲームでは、
自分のやりたい、挑戦したい技術でゲームの面白さを
より伸ばせるようにすることを前提にして考えられるようになりました。

しかし、いくらゲームの面白さを伸ばせる技術を思いついたとしても、
それをチームメンバー全員に伝え、しっかりとその面白さを理解してもらわなければなりません。

その面白さをチームメンバーに伝えることができなければ、
遊んでもらうプレイヤーの方たちにも絶対に伝わらないでしょう。

伝える力

 
ここで重要となってくるのが、「相手に伝える力」です。
言葉で言うのは簡単ですが、実際に相手に正しく伝えて理解してもらうというのはとても難しいことです。
まず、チームメンバーへの伝え方には十分気を付けなければなりません。

この際、最も注意すべきことは
具体的な技術についての説明や、相手がわからない用語を使わないということです。

「ゲームをより面白くできる」ということをチームメンバーに話しているはずなのに、
その技術の説明をされてしまっては、結局何が伝えたいのかがわからなくなってしまいます。

私にはAIという、技術的にやりたいことがありました。

今回の制作において、ゲームの要素をより活かして面白くなるようなAIのアイディアを考えました。
そして、それをチームメンバーに簡潔にわかりやすく説明をすることで、
「だから面白くなる」ということを全員に納得してもらい、私のアイディアが採用されることとなりました。

この伝える時も、どうすれば面白さが伝わるか、
どのような言葉で言えばわかりやすいか
などを考えました。

そうすると、自分がアイディアを考えている時には見えなかったところも見えてくるようになり、
結果的に、わかりやすく明確にすることは自分にとっても重要なことであると感じました。

今回のインターンシップ期間中につくるゲームを、「こうすれば面白くなる!」という気持ちを込めて
挑戦した技術なども含めつつ、プロの人たちにも「お!これは面白い!」と言ってもらえるような
作品に仕上げられるよう頑張ります。