【東京スタジオインターンシップ4期生】学ぶべき多くのこと
皆さん、始めまして。
東京スタジオインターンシップ4期生 プログラマー志望の冨板亮佑です。
前回の安達さんのブログに引き続き、インターンでの体験や様子を
お伝えしていきたいと思います。
このようなブログの記事を書くことは、今までなかったことではありますが、
ブログをご覧になっている皆さんに、私たちの体験をお伝えできたらと考えています。
初めての連続
前々回の若井さんのブログにも書かれておりましたが、
今回の制作は、Unityを用いてのスマートフォン向けゲーム開発です。
その課題に対して私は、
「初めての”Unity開発”」「初めての”スマートフォン向けゲーム開発”」
「初めての”他学校の方との共同制作”」 など、
と多くの初めてがいっぱいあります。
私は、今までパソコン上で動くゲームを制作するのがメインだった為に、
スマートフォンでの開発は、新鮮な気持ちで臨んでいます。
こういった状況で学ぶこともいっぱいありますし、
とてもやりがいのある制作になると思いますので、頑張っていきます。
▲Unityを用いて作業中
プログラマーの作業分担
ゲームを作っていく上でプログラマーが行う作業は、
プレイヤーの動作や画面上に表示する、音を再生させる など、
書ききれないほど幅広くあります。
今回の制作では、プログラマー2人での作業となり、
それぞれの作業分担が今後の制作進行にも影響を及ぼすので、
話し合って下記のような作業分担となりました。
■冨板担当箇所
・ゲーム全体の流れを制御する。
・敵キャラクターの移動や攻撃といった動作を作る。
・ゲーム中に音を再生させるプログラムをつくる。
・制限時間やスコアなどゲーム中に表示される画像などを制御するプログラムをつくる。■若井さん担当箇所
・プレイヤーのジャンプや攻撃などのアクションをつくる。
・ステージギミックの動作を制御するプログラムをつくる。
・ステージ中に出現するアイテムの効果を反映させるプログラムをつくる。
このように細かく作業分担を行い、
それぞれの作業がお互いに干渉する部分を最小限にすることで、
作業効率を上げて行きたいと思います。
そして、お互いのスケジュールをこまめにチェックして、
進行具合を確認し合うことも大切にしていきます。
互いを助け合う
作業をしていく上で、自分ひとりの力では、どうしても解決できないことが出てきます。
そういった場合、一人で考え込むのではなく、
一緒に作業するメンバーやプロのクリエイターの方々からアドバイスなどを頂いて、
いち早く問題を解決していくことが大切です。
しかし、自分が「どういった部分がわからないか」を把握していないと
相手に相談してもうまく伝えることはできません。
こういった場合に自分の中で、問題が起きた経緯や結果をあらかじめまとめておくなど、
相手に伝える前準備が必要です。
現在私は、敵の動作を作っておりますが、そこで思っているとおりに動いてくれないことがよくあります。
起きた問題についてメンバーと相談する際に、結果だけを言ってもうまく伝わりませんでした。
よくよく考えてみると、「何をした結果、その問題が起きているのか」が伝えられていないので
相手も問題を理解できていないようでした。
そのため、以下の3つをまとめてから相談するようにしました。
・自分の作りたい処理内容 :
「こういったことをしたいと思っているので、」
・自分の作ったプログラム内容と現状起きている問題 :
「こういったプログラムを組んだら、こういう問題が起きた。」
・その問題に対しての自分なりの解答 :
「こういうふうに改善しようと思うが、どう思うか。」
こうすることで、お互いに話の内容を理解でき、スムーズに話を進めることができました。
このように、相手にいち早く理解してもらえるように心がけることが
いち早く問題解決をする上で重要であると感じました。
▲お互いに相談している様子
ゲームを制作していくなかで、指導担当者の方から
「画面に表示されるもの(Unity上で画像の位置、エフェクトの出るタイミング など)
を、アーティストの方が直接調整できるようにするのも、
プログラマーとして大切な仕事である」
というお話をお聞きました。
私は、今までチームで制作してきたゲームのパラメーターの調整などは、
アーティストの方が、要望を紙にまとめたものを見ながら、行っていました。
調整した後、実際にプレイしてみると、見た目やゲームバランスで違和感がある
こともあるのですが、その都度、アーティストがプログラマーに調整を依頼していました。
このやり方では、アーティストの方にも余計な時間をかけてしまっていました。
他職種の方々にも扱いやすくし、作業効率を上げていくことも
プログラマーとしての腕の見せ所ですので、今後も、心がけて作業を行っていきます。
最後に
あっという間に2週間が経ってしまい、
一日一日がとても新鮮な日々を過ごしております。
2ヶ月間といった決して長くはない期間での制作は、大変ではありますが、
得られる経験もとても大きいものですので、今後も精一杯がんばっていきます。
それでは皆さん、また次回のブログでお会いしましょう。