【東京スタジオインターンシップ4期生】ゲーム制作を開始して気が付いたこと

こんにちは!アーティスト志望の安達裕平です。
今回のインターンシップでは、企画とグラフィックを担当しています。

ゲーム制作開始

先週から作業は進んで
下記の二つをコアとしたゲームシステムとなることが固まり、
スケジュールも決まりました。

・ドラッグアンドドロップによる操作でジャンプ移動して、
 時間内にゴールを目指す事を目的としたステージクリア型アクションゲーム
・ジャンプ中、敵近くでタイミングよくタップすることで敵を倒し、
 連続して倒した敵の数により残り時間が増加する

いよいよ実際のゲームの制作の始まりです!

誰をターゲットとしているのか

▲企画会議の様子

今回制作するゲームの元となった、自分の頭にあったアイデアというのは、
『主人公の女子高生が、ポップでかわいい見た目に反して、ブラックでスプラッターな行為を行う』
というものでした。

しかしそのままでは、倫理的にも良くない上、
お客様視点で考えても、プレイして楽しい気分になるものではありません。

アイデア出しの段階で皆の意見を聞く中で、その設定はなくなり、
ゲームシステムの部分だけを膨らませて用いることとしました。

しかし、ビジュアルや新たな世界観設定についてはあまり話が出ないまま進み、
自分の頭の中でぼんやりと、当初のイメージから引きついだ、
『主人公は女子高生でポップな雰囲気。見た目と内容のギャップから来る笑いが生まれるように』
としか決まっていないという状態でした。

そして、そのぼんやりとした状態でアートディレクターの方に指導を受けた際、
「誰をターゲットとしているのか?」という点について質問され、
答えに詰まってしまいました。

全てがなんとなく自分がやりたいことの寄せ集め止まりで、
全体を考える段階になっていなかったのです。

また、やりすぎだったり、見た目と内容のギャップから生じる笑いという事をやりたいと考え、
取り入れようとしていたややブラックな表現について、
「それをやると、お客様の間口を狭めるから、
たくさんの人にプレイされる可能性はその分低くなる」と指摘されました。

ユーザに対する視点が抜けていたため、
「それを嫌がる人が居て、結果ターゲットが狭まるかもしれない」というところまで
考えが至らなかったのです。

現在、それらを踏まえて世界観の設定を詰める作業も行っています。

現在の作業内容

インターンシップ生は今回プログラマー志望2名、アーティスト志望1名という構成です。
そのため、必然的に私が大部分のビジュアルに関する部分について受け持つことになりました。

現在は主にプレイヤーキャラクタデザインと3Dモデル作成を行っています。
▲制作中のプレイヤーキャラクタイメージ

いざ、制作に入ってみて

グラフィックの制作を始めて最初に感じたこと。
それは、
「描けない!」
ということです。

私は普段3DCGで動画を作っているのですが、
キャラクターを作ったり、背景を作ったり、ということを行わない作品が多く、
また自分一人で作っているので、デザインの為のイラスト、というものの経験が少なかったのです。

やはり普段していない事を突然やろうと思っても簡単にうまくはいかないもの。
日頃から、自分が良いと思ったものについてスケッチをするなど引き出しを沢山持って、
イラストなどの形でアウトプットするというのは大切だなと痛感しています。

今回のプレイヤーキャラクターは女子高生の予定なので、
女子中高生向け雑誌を買い込んで、スケッチしたり、
また、刀を使う設定もあるので、参考になりそうな映画を借りて来て動きに注意しながら見たり、
今回直接関係がありそうな所から少しずつ始めています。

今回の内容に関するもので終わらずに、見たものをスケッチするという事は習慣化するつもりです。

終わりに

実力不足や、自分の甘さ等を感じ、反省の多い週でした。

ただそれも指摘してくれる方の存在や、チームでの制作という、
今回インターンシップを経験しているからこそ感じることができたことだと思います。
2ヶ月と短い期間なので焦りもありますが、気を引き締めて進めて行きたいと思います。

それではまた次回お会いしましょう。