【インターンシップ発動編1期生】ゲーム制作の難しさ

どうもこんにちは。プログラマー志望の深見尚平です。

インターンシップ~発動編~も残り2週間と少しとなり、
私たちはゲームを完成させるため、日々開発に取り組んでいます。

私たちは開発を続けながら、多くのことを学んでいます。
このブログを通して、学んだことを少しでも多く伝えようと思います。

締め切りは厳守!

β版の提出が6月18日に決定し、開発もいよいよ大詰めとなりました。
(β版については前回のブログで谷口さんが説明しています)

β版を提出した後は、不具合の修正や小さな調整を行うデバッグ期間が設けられており、
ゲームを大きく修正することはできません。

なので、ゲームがどれくらいの完成度となるかは、β版でおおよそ決まることになります。

開発を行う身としては、「できることなら、もっとつくっていたい」、
「あそこはもっとこうしたかった」と思うのですが…。

プロを目指す以上締め切りは絶対で、制作の場を設けて下さった方、
制作に関わって下さった方に迷惑をかけるわけにはいきません。

制作に当てられる費用と時間は決められていて、
限られた条件の中でいかに面白いゲームをつくるか、ということを常に意識することになります。

ときには、ゲームを完成させるために何かを捨てる、という選択をしなければならないのです。
このような重い選択はチームで十分に検討し、全員が後悔をしないようにしなければならないと思います。
▲スケジュール表。締め切りは刻々と近づいてきます

ゲーム制作は不測の事態ばかり

ゲーム制作では様々な要素が絡み合って進んでいきます。

ゲームを動かすマシンのスペック、制作に必要な様々なソフト、
ゲームで必要な画像・3Dモデル・サウンドなどのデータ、
プログラムで使用するライブラリ(他のプログラムから使える便利なプログラム)…などです。

どれかに1つ問題が起きると、どうなるでしょうか。
例えば、開発の途中で今まで使っていた3Dモデルのデータ形式では、
想定していたポリゴン数を表示できないといったことや、ライブラリに問題があって、
やろうと思っていたことができないことが分かった場合です。

そのような場合、皆で解決方法を検討し、技術的に解決可能であれば、
どのくらい変更が必要なのかを見積もります。

実際にアニメーションの再生がうまくいかなかったときには、
技術指導担当の方にも相談しながら、解決方法を模索し、修正を行いました。

幸い、修正の期間は長くなく、
3Dモデルのデータやアニメーション再生以外のプログラムには影響はありませんでした。

しかし、どれか1つに問題が起きれば、
他の部分も大きく変更しなければならないこともあります。

今回の場合、3Dモデルのデータを全て作り直す、といったこともありえるのです。
▲アニメーションを制作している様子。これをプログラムで読み込みます

ピンチのときこそ助け合いを

自分が担当した作業で解決できそうにない問題が起きたとき、まず何をしたらいいでしょうか。

私は、起きた問題やその原因を明確にして、
どうすれば解決できるかをチームのメンバーに早めに相談すべきだと思います。

一番やってはいけないのは、誰にでもあるかと思いますが、
自分のミスだと思い一人で抱え込むことです。

なぜなら、周りが問題が起きていることを知らずに時間が過ぎてしまい、
後々問題が発覚することで、全体のスケジュールに大きな修正が入ってしまうからです。

問題はミスではありません。
どうせ後々出てくる問題なら、早く皆に知らせて解決してもらおう!くらいの考えでいいと思います。

周りにうまい解決方法を知っている人がいるかもしれません。
一人では一日悩んでやっと分かる答えが、数分で解決できることもあるのです。

「どうせ言っても分かってもらえないしなぁ」と思ってしまうことは、チームでは非常にまずいことで、
後々の開発で大きな問題を起こすかもしれません。

最近はよくコミュニケーション能力が大事だ、と言われるようになりました。
会話するのがそんなに大事なの?と思う方がいるかもしれません。

何か問題が起きたときこそ、コミュニケーションが重要になり、
会話することがチームで協力して問題を解決するための第一歩になります。

そして、コミュニケーション能力は、単に人と楽しく会話する能力ではなく、
相手に分かってもらえるように、きちんと整理して伝える能力だと思います。

また、自分が言いたいことだけでなく、相手の言いたいことを汲み取ることも大切です。
▲問題の解決方法を検討している様子

最後に

今回は少し重たい話になってしまいました。

ですが、ゲーム制作ではどうしても問題が起きてしまい、
それを乗り越えなければゲームを完成させることはできません。

その分、ゲームが完成したときの喜びは、言葉では言い表すことはできません!

ゲーム制作は楽しいものですが、それと同じくらい難しい面があることを分かってもらえたら嬉しいです。

β版完成まであとわずかです。チームで協力しながら完成を目指します。

次回の更新をお楽しみに!