こんにちは。プログラマー志望の杉川です。

今回は、私たちインターン生がつくっているゲームのβ版について話したいと思います。

「β版」とは、プレイする方に見せたいゲームの要素が実装されており、
ゲーム全体のイメージが伝わるもののことです。

仮で実装されていた素材の見た目も、α版とは大違いです。

早くもβ版・・・と思いきや！？

私たちがつくっているゲームは、前回の内木さんのブログでもありましたα版から、
ついにβ版を向かえました。

・・・がしかし、現実は思うようには行きませんでした。
私たちがβ版に実装しようと予定していた、下記の項目を達成できなかったのです。

・ステージの見た目の修正。
・ステージの隙間などをボールが通っているときに、プレイヤーをワープできなくする処理の実装。
・操作を分かりやすくするチュートリアルUIの実装。

つくる必要のある素材が思ったより多かったり、お互いの情報共有があまく、
作業の優先順位がしっかり確立できていなかったため、
スケジュールに遅れが出てしまったのです。

β版締切当日は、定時までに完成を目標としていましたが、予定していた完成度には至りませんでした。
▲β版（未完成）のゲーム画面。

予定していた完成にはいたらなかったものの、私たちは、その時点でのβ版を、
指導担当をはじめとする社員の方々に実際に遊んでいただきました。
遊んでいただいた方からは、

・ゲームの面白さが弱いので、ステージの遊びを強くしたほうがよい。
・ただ見せたいものを追加するだけでなく、何を見せたいのかをしっかりと決めてつくったほうがよい。

といったアドバイスをいただきました。

振り返ってみると、β版では、α版に比べ、UIの追加や、プレイヤーの操作の改善はされたものの、
肝心なステージの面白さがかけてしまいました・・・。

ですので、現在は、さっそくインターン生全員でステージについて話し合い、
「面白い」と思ってもらえるようなステージを考えています。

完成版までまだまだやれることがあるからこそ、
遊んでくださる方に「面白い」と言ってもらいたい気持ちが高まりました！

完成まで残り少ない期間ではありますが、情報共有をしっかりと行い、
完成までがんばっていきたいです！
▲指導担当の方にアドバイスをいただきながら、話し合います。

プログラマーがつくる、ゲームの“見た目”。

β版ではゲームの見た目が大きく変わりましたが、
このゲームの見た目の部分をつくるのは、アーティストだけではありません。

アーティストがつくった素材を実装するのはもちろんのこと、
その素材の見た目を変えるのもプログラマーの役目です。

今回私は、プログラマーとしてゲームの見た目をつくる担当でもあります。

キャラクターのモデルの見た目を、プログラムによって変えたり、
画面にUIを表示するだけでなく動かしたり、エフェクトを表示することでゲームを盛り上げています。

特に今回のキャラクターであれば、アーティスト志望の内木さんから
「アメコミ風のカートゥーン調になるようにしてほしい」との依頼があったので、
下図のようにモデルの見た目を変更しています。
▲キャラクターをカートゥーン調にチェンジ！

上の図のように、なめらかだった影がくっきり分かるようになり、
さらにキャラクターの輪郭部分がくっきり分かるようになっています。

この２つを組み合わせることでモデルの見た目がアニメ調になります。

このテクニックは、よく見てみると市販のゲームでも使われていると思います。
こういった見た目の変化を行うのも、プログラマーの仕事の１つです。

また、今回であればステージのギミックも見た目の１つです。

「どうすればクリアできるのか」と遊ぶ人に考えていただき、
「なるほど、こう進むのか！」と思ってもらえるようなギミックをつくっていきます。
▲β版後の修正中のステージです。

こういった見た目に関わる要素はつくっていて楽しいですし、
何より、見た目の部分をつくるということは遊んでくださる方に見てもらえるわけです。

そして、それらを見てもらうことで反応が貰えるとこちらもうれしいです。

完成まであと少し

これからはゲームのギミックの部分に力を入れていく予定です。

「面白い」と思っていただくことは、なかなか難しいです。

ですが、自分のつくったものに反応があることは大変嬉しいことですので、
ゲームの盛り上げ方について指導担当の方や社員の方々にアドバイスをいただいたりし、
「お客様を楽しませるんだ！」という気持ちで臨んでいきます。

残り少ない期間となってまいりました。

完成まであと少しですので、今後も面白いゲームをつくるよう
精一杯頑張っていきますので最後までよろしくお願いします！

それでは。