【インターンシップ接触編1期生】常に相手のことを考えて
はいさい!!
インターンシップ第1期生ゲームデザイナー志望の加藤大喜です。
前回のブログを見てくださった皆様、ありがとうございました!
プログラマーの日高君がチームから抜けて寂しさを感じながらも、第3回目となる私のブログ、
張り切ってインターンシップの様子を伝えていたいと思います!
ゲーム制作もいよいよ終盤にさしかかりました。
前回のブログでお伝えしたように、仕様書を作成する上で感じたことを話していきます。
仕様書とは、言わばゲームを制作するにあたっての設計図です。
プログラマーもアーティストも、仕様書を基にゲームを作っていきます。
では「つなげて りんくる」の仕様書がどのようなものなのか見ていきましょう。
仕様書の重要性
▲ゲーム全体の仕様書
上の画像はゲームの画面移行図を、下の画像は各画面の詳細を記述したものです。
この仕様書は、プログラマーやアーティストがゲームの流れや作業内容を把握するために作られたものです。
これを見ながら、プログラマーやアーティストがゲームを制作していくことになります。
しかし、これでは実際にゲームを制作するうえでの情報量としては全然足りません。
さらに細分化された仕様書が、この仕様書から枝分かれのようにいくつも作成されます。
それでは、細分化された仕様書の一部を見てみましょう。
細分化された仕様書
▲ステージの仕様書
これはステージに配置するオブジェクトの仕様説明になります。
そのオブジェクトはどのような動きをするのか?
UV値(※1)はどの位置から読み込むのか?
アニメーションはどの順で描画するのか?
など、プログラマーやアーティストが一見しただけでわかってもらえるように意識して作りました。
この他にも、敵の挙動や、各場面でのアニメーション、使用BGM・SEなど、数多くの仕様書が作られました。
※1UV値:上の画像の様に、プログラムで赤い部分だけを読み込む方法で画像1枚に収め、
プログラム処理を軽減する事が目的です。
仕様書では、その読み込みの開始位置を指定しています。
仕様書作成の先にあるもの
はじめに、仕様書とは「ゲームの設計図」であると言いました。
ゲームをつくるうえで、必要な情報が全てこの仕様書に詰まっていないと、
制作時に皆が戸惑い、作業効率も落ちてしまいます。
また、単語や表現を正確にしなければ、解釈のすれ違いが起きてしまう可能性もあります。
こういったヒューマンエラーを抑えるために、仕様書を見て皆が疑問に思った部分は口頭でも説明を加えました。
▲仕様書を見てもらっても、やはり口頭での追加説明は必須です
ゲーム制作をしていく中で、仕様書はとても重要な部分です。
いかに伝えるか、どう表現するかという問題に苦戦するなか、ゲームデザインマネージャーの磯部さんから
【仕様書を受け取った人の身になって作る事が一番重要】
と、アドバイスをいただきました。
今回の仕様書制作では、それを念頭において
独りよがりな説明ではなく、相手の事を見据えた説明をするようにしました。
これは仕様書だけでなく、人に何かを伝えるときにはすべて当てはまることだと思います。
それは、とても基本的な事なのかもしれません。
だからこそ、その基本をとても大切にしたいと、この仕様書作成を通じて思いました。
これからもゲームデザイナーとして、常に相手のことを考えて物事を伝えていきたいです。
次回で私のブログは最終回!
このインターンシップで経験した事、学んだこと、思ったことを皆さんにお伝えしたいと思います!
ご期待ください!
それではまた次回お会いしましょう!加藤でした!