【番外編】東京スタジオインターンシップ指導担当者からのメッセージ①後編
こんにちは。東京スタジオインターンシップ2期生の指導責任者をしています、渡辺です。
先日のブログでは、インターンシップが開始するまでの流れをご説明しましたので、
今回は「インターンシップ初日から、ゲームアイデアが決定するまで」をお話ししたいと思います。
【※このブログは後編となります。前編を先に読むことをお勧めいたします】
■前編:http://www.cc2.co.jp/intern_blog/?p=116
インターンシップ初日に開催!
“アイデアプレゼンテーション”について
「インターンシップ初日に各自最低2枚、アイデア書を持ってくるように」
キックオフミーティングでインターンシップ生に出した課題がこれです。
そして、インターンシップ初日に“アイデアプレゼンテーション”を開催しました。
インターンシップ期間は2カ月と大変短いものなので、毎日がとても貴重となります。
限られた期間を有効に使うためにも、初日からフルスピードで進めていきました。
今回のインターンシップの目標は「プロに負けないゲームを皆でつくろう!」です。
では、さっそく“アイデアプレゼンテーション”についてご説明したいと思います。
プレゼンは「1アイデアにつき3分間」で行いました。
そのプレゼンを元に、5点満点で各自点数をつけていきます。
「そのアイデアでゲームをつくりたい!」と思えるものほど高い点数をつける形式で行いました。
クオリティの高いアイデア、惜しいアイデア、説教をすることになったアイデア…色々ありました。
写真からでは全く何も伝わらないアイデア書もありますね…。
「良いものを良いと伝える」これはすべてのクリエイターに
求められる能力ですので、その点に関しても指導を行いました。
人への伝え方、書類の書き方、これらも凄く大切な事です。
もちろん一番大事なのは中身なのですけどね。
そこはあって当たり前なのだとも思っています。
また、キックオフミーティングでインターンシップ生に求めた、
「プロに負けないゲームを皆でつくろう!」という目標に対して、
残念ながら届かない、もしくは
今回書いた企画書では説明がうまくできておらず伝わらない、という状況でした。
そこで、数日かけてまた企画書を提出してもらう事にしました。
このように、もう一度アイデアを練り直すチャンスを与えることで、
うまくアイデアを伝える事が出来なかった人にも再度チャレンジの場を与えることができます。
よほど素晴らしいアイデアがない限り、アイデア書は出しなおしてもらうことにしています。
たいていの場合、最初のプレゼンは緊張のあまり、皆うまくしゃべれないという事実もありますしね。
実を言うと…
私は最初から、アイデア書を再度出しなおしてもらおうと考えていました。
(みんなごめんね。)
リアンティさんのアイデアは、一回目の時点からかなりクオリティが高かったので、
これで決定しても良いレベルではあったのですが…
求めるレベルに足りていなかったのも事実!皆の説明がうまくなかったのも事実!
皆の成長のためにも、「第2回アイデアプレゼンテーション」の開催を決定しました。
「第2回アイデアプレゼンテーション」は3日後に開催を行いました。
各自、新しいものを出しても良いし、第1回で出したアイデアを改良しても良い、
という方針で行いました。
そして再提出の結果、リアンティさんのアイデアが採択されました。
「第2回アイデアプレゼンテーション」は、
全体的なアイデアのレベルも格段に上がっていて、
非常に満足のいく再提出となりました。
「第2回アイデアプレゼンテーション」により、
インターンシップ期間に制作するゲームが決定しました!
インターンシップのメンバーは、役割分担を決めながらゲーム制作を開始しました。
面談を行ってみて感じたこと
インターンシップでは、指導責任者とインターン生の面談が定期的に行われます。
インターンシップ開始から1週間が経ち、
インターンシップ生と最初の面談を終えて感じたことがありました。
面談を行ってみて気がついたのは、彼らは
自分自身がどうありたいか、
どの強みを強化し、ゲーム業界で活躍しようとしているのかが
明確に見えています。
それはおそらく、自分自身のことをしっかりと見つめる時間を持てたこと、
他の人の事を理解する時間を持てたことが大きかったのだと思っています。
彼らの今後がとても楽しみです!
それでは今回は、東京インターンシップ2期生の
指導担当をしている田口にバトンタッチしたいと思います。
指導担当 田口より
はじめまして、こんにちは。
東京スタジオインターンシップ2期生の指導担当をしています、
サイバーコネクトツーの田口と申します。
FUKUOKAゲームインターンシップを経て
サイバーコネクトツーに入社した経験を活かして、
ゲーム制作に対する姿勢や社会人としてのマナーなどを指導しています。
10月3日からスタートした東京スタジオインターンシップ、早くも2週間が経過しました。
インターンシップ生には急成長が出来るこの期間、
一日一日を大切に過ごしてもらいたいと考えています。
インターンシップの大体の流れは、渡辺が説明していますので、
私からはインターンシップに興味を持っている方、
クリエイターを目指している方に向けて書かせていただきたいと思います。
チームでのゲーム制作!
今回の東京スタジオインターンシップ生は
インターンシップ開始前に「チームでのゲーム制作」を
経験したことがあるメンバーが集まっています。
制作するゲームが決定してからの行動が素早く、チームでのゲーム制作で大切な
“情報共有”や“ミーティング”を意識して行動をしているように感じました。
指導責任者の渡辺がよく言葉にするのが
「ゲームクリエイターになりたいのであれば、
“いま”ゲームをつくっている必要がある」です。
バットを振った事がなく、野球をやったことがない人が
「プロの野球選手になりたい!」と言っていたら、皆さんはどう思いますか?
ムリなんじゃないかと思ってしまう人が多いと思います。
ゲームクリエイターも同じです。
目的地がどこなのか、しっかり見定めて行動をしていかなければ目指す場所に届くはずはありません。
今このブログを見ているゲームクリエイター志望の方で、
ゲームをつくったことがない方がいたら、いますぐゲームをつくってみてほしいと思います。
ゲームをつくる方法は、ネット環境のある今の時代、
検索すればすぐに見つかりますし、ゲームをつくる方法として
インターンシップを選択するのも一つの方法だと考えています。
東京スタジオインターンシップ2期生のメンバーは、
今回のゲーム制作の経験を経て、
更に成長していけるはず!とても期待しています!
次回は
指導担当者ブログ、次回は福岡本社の「接触編」インターンシップ指導担当者からお送りします。
東京スタジオインターンシップ指導担当者の次回のブログは、11月中旬を予定しています。
それではまた!