【福岡本社インターン接触編1期生】自分たちだけじゃ気付けないこと。

こんにちは!
インターンシップ~接触編~1期生でプログラマー志望の日高です。

企画についてはゲームデザイナー志望の二人が、
プログラムについては他のプログラマー志望の方がブログに書いてくれているので、
私は前回のブログに引き続き、チーム制作を行っていて感じたことや、
インターンシップ期間中の行事についてお伝えしていきたいと思います。

資料作成のポイント

 
チーム制作では、全員が共通のイメージを持っていないとすぐにゲームの方向性が逸れてしまいます。
何かを決める際には、前回も書いたように「必要な人数で考え、全員で決定する」を徹底しています。

しかし、これだけでは不十分な事も多く、決まった時は全員同じ認識でも、
時間が経てば忘れてしまったり、少しずつ解釈が変わったりします。
そのために、決定した事項はデータ化して資料を残し、いつでも全員が確認を行えるようにしています。

資料の作成について、スタッフの方から注意され、とても参考になったのでいくつか紹介します。

・タイトルから何の資料かが分かるようにする (例:作業日報_日高祥蔵_20111102.txt)
・作成する内容は全員同じだが、個人で記入していくものはフォーマットを必ず揃える
・後で自分たちが見直した時に分かりやすいものにする
・ゲーム制作において使用する言葉などは全員で統一する (例:送り仮名、呼び方、意味)

などなど、他にもまだまだあります。

今まで学校などで自分が作った資料などを思い返してみると、
タイトルに統一性が無かったり、見直した時に何の資料かがよく分からないということが多々ありました。

特に、上に挙げた中で一番重要なのは
「後で自分たちが見直した時に分かりやすいものにする」で、
せっかく資料化しても後で何かが分からなくなってしまっては意味がありません。

実際に上の項目を意識する前の日報と、フォーマットを作り直した後の日報を載せます。

▲インターンシップ初期の頃の作業日報

全員でフォーマットを決める際に、自分たちの中では(作業実績)と書いてあるし、
項目の後ろにどのくらいまで終わったかを書けば自分たちはわかるだろうと思っていました。
しかし、他の人が目を通す事まで考えるとこれではよく分かりませんね。

▲スタッフの方に注意された項目を意識し、フォーマットを変更した後の作業日報

「・」大項目
「○」予定通り作業が進んでいる項目
「◎」予定よりも作業が遅れている項目
「●」予定に無かったけど作業した項目

このように、少し手を加えるだけでとてもわかりやすくなります。

チーム全員が意識して資料を作成することで、少なくとも「何かわからない」ということはなくなりました。
また、資料を一から作成するという手間もほとんどなくなり、時間の無駄遣いを避けることができます。

それに、わかりやすい資料があれば仕様で不明な点があってもすぐに確認することができるので、
わざわざゲームデザイナーに確認を取ったりする回数も大幅に減ります。
こういった資料作成からでも、チーム制作の効率は大幅に変わってくるのだなと思いました。

インターンシップ生 意見交換会

 
話は変わりますが、先日東京スタジオインターンシップ2期生の皆さんとテレビ会議で意見交換会を行いました。
主な内容としては、お互いのチームが制作しているゲームの企画のプレゼンテーションと、
そのプレゼンテーションに対する質疑応答を行うといったものです。

同じインターンシップ生ということで、スタッフの方とは違った視点から意見を交換できました。
普段自分たちの中では当たり前だと思っていることでも、初めて見る人には上手く伝わらなかったり、
同じ画像でも見る人によってキャラクターのイメージが違ったりと、
全員が違ったふうに私たちの「つなげて りんくる」を感じ取っているのだなと思いました。

世界観自体への感じ方は十人十色、人によって違うのは当然だと思いますが、
「ゲームの面白さ」は基本的に見る人全員が共通の認識を持てるものでないとなりません。

そのため、スタッフの方からもアドバイスいただいたのですが、
「自分がゲームをプレイしなくても、他の人のプレイを見るだけで面白さが理解できる」
を自分たちの制作の課題として、意見交換会が終わった後から意識して作業に取り組んでいます。

また、企画についての質問の他にもスケジュールの管理方法や進捗状況についてお互いに話すことによって、
自分たちのやり方で足りなかった部分に気付くことができたり、少しでも良いと思った点は取り入れてみたりと、
自分たちにとってはもちろんのこと、恐らく東京スタジオインターンシップの皆さんにとっても
すごく有益な時間になったと思います。

最後に

 
さて、学校の都合で、私だけ今週いっぱいでインターンシップが終了となります。
そこで皆より一足早めではありますが、インターンシップに参加して感じたこと、
思ったことを短いながら書きたいと思います。

この1ヶ月のインターンシップをとおして、サイバーコネクトツーの基本理念にもあるとおり、
「もっと面白いものを」「もっと斬新なものを」「もっと楽しませるものを」
この目標に向かって、スタッフの方が一丸となってお仕事をされているのを肌で感じ取ると同時に、
私たちインターンシップ生に対しても
「より面白いもの」をつくってほしいという期待を込めて日々ご指導してくださいました。

社会に出る前に実際に会社に来て、志望職種であるプログラマーとしての指導はもちろんのこと、
資料作成についての細かい決まりごとや社内でのマナーなど、
社会人として当たり前のことを知ることができるインターンシップの制度は、
就職活動や自分のスキルアップにとってすごく有効な機会だと思いました。

最初は不安でいっぱいでしたが、今では参加できて本当に良かったと思っています。

普段自分の希望職種以外にあまり目を向けていなかったのですが、
ゲームデザイナー志望のチームメンバーの二人や、
スタッフの方のお話を聞くことで他の職種についてもほんの少し触れることができて、
より自分の視野を広げることができました。

もし…というか、自分で機会を作ってでもまた参加したいなと思っています。

今回で私のブログの更新は最後となってしまいますが、
今後も残りのチームメンバーがとても参考になる記事を執筆してくれるので、
次回以降もお楽しみに。

それでは!