【インターンシップ発動編2期生】ゲーム完成に向けて!

こんにちは!アーティスト志望の内木穂乃香です。

インターンシップ発動編も残りわずかとなり、
ゲーム制作もラストスパートを迎えています。

そのラストスパートに向けて私たちが取り組んでいること、
その制作の中で学んだことを書いていきたいと思います。

マスター版の仮提出

前回の杉川さんのブログにもあったようにβ版を終え、
現在は最終提出であるマスター版に向けての制作をしています。

マスター版とは調整・デバッグも完了し、ゲームとして完成した状態のことです。

このマスター版に向けてゲーム制作をしていた私たちですが、
諸事情により中尾さんがインターンシップを途中終了することになりました。

3人でゲームの完成を迎えられないことは残念ですが、
ここまで3人で制作してきた日々を無駄にしないように、
よりいっそう気を引き締めて制作に挑みたいと思います。

これからは杉川さんと私の2人での制作になるため、
新たにスケジュールを練り直し、制作を続行しました。

▲スケジュールについて話し合っている様子

そのマスター版完成は当初6月24日を予定していましたが、
ゲームの完成度は自分達の思っている完成とは言えず、
仮提出という形で提出しました。

β版の遅れもありますが、私たちのスケジュールの調整が甘かったことも原因でした。
▲仮提出のマスター版

この仮提出となったマスター版を指導者の方々にお見せしたところ、
私がUIアーティスト志望であるということも踏まえ、以下のようなご意見を頂きました。

・UIの演出で画面が見えない
・UIの機能が活かしきれていない
・全体的に難易度が高いステージになってしまっている

厳しいご指摘が多くありましたが、
ゲームの完成度は上がってきているとのお言葉もいただくこともできました。

このご指摘を踏まえ、現在私たちはゲーム完成に向けて最後の制作に取り掛かっています。

より良いゲームの完成、そして「面白い!」と言っていただけるゲームを目指して
残りの時間を大切にして制作に挑みたいと思います。

今の自分に足りないもの

私はこのインターンシップ発動編で
「プロのクリエイターになるために、今の自分に足りないものは何か」
ということを考えながらゲーム制作をしています。

技術面もそうですが、何よりこの環境ではプロのクリエイターの方と直接お話をすることで
プロの方々の目線や考え方を学ぶことができます。

技術は学校で学ぶことはできますが、
プロの方から直接「制作の心構え、考え方」などを聞ける機会はなかなかありません。

私はこの環境の中だからこそ今の自分に足りないものをいくつも発見することができました。
その中でも、UIの制作中に気付けたことの一部を紹介したいと思います。

私は、デザインをする時にぼんやりとしたイメージで描くことがあります。
「こんな感じがいい」、「とりあえずこうしよう」というように、
曖昧なまま作業を進めてしまい失敗したことも少なくありません。

今回のゲーム制作で、最初にデザインをしたUIでもその状態でした。
▲最初にデザインしたUI

「ライフは主人公のデザインの一部を表したものにしよう。」
「タイムは時間だから”時計”かな。」
というように、深く考えることなく、思い浮かんだものをデザインしていきました。

完成した仮のUIデザインを指導者の方に見ていただいたとき、次のように質問されました。

「どうして主人公のデザインの一部を使うのか?」
「どうして時計はこのデザイン?別にこのゲームじゃなくてもいいデザインでは?」

自分でデザインしたはずなのに、この質問に対して上手く答えることができませんでした。

その際に指導者の方に、次の2つを常に考えながら制作することが大事だと教えていただきました。

「明確なビジョンを持って制作をすること」
「○○“だから”自分はこうしたい!という意思を持つこと」

このご指摘のおかげで「今の自分に足りないことはこれだ!」と気づくことができました。

そのご指摘から改めて考えをまとめ、デザインを見直したものが下の画像です。
▲訂正した現在のUI(左上が最初のデザインです)

「ライフはUIの中でも主人公の“命”を現していて、強い関わりを持っている。
“だから”主人公をモチーフにしたデザインにしよう。」

「普通の時計じゃ特別性がない。『このゲームだからこのデザイン』というものにしたい。
“だから”特徴的な主人公の耳元のデザイン、このゲームのイメージカラーである青と黄色を取り入れよう。」

というように、デザインに対して自分の意思をはっきり持つことで迷うことが少なくなり、
また、最初にデザインしたものよりも魅力的で説得力のあるものになっているのではないかと思います。

現在は
「明確なビジョンを持って制作をすること」
「『○○“だから”自分はこうしたい!』という意思を持つこと」

ということを意識しながら制作を行っています。

自分の考えを常に持つことは日常生活でも大事なことです。
皆さんも日々の行動の中で、自分の考えや意思を再確認してみてください。

最後に

今回で私のインターンシップブログは最後になります。

このインターンシップ発動編が始まってから今に至るまでの時間は
新しい経験と発見の連続で休む暇もないという印象ですが、
私にとってはとても充実した日々でした。

終了日まで後わずかですが、残りの期間は悔いが残らないように
自分の力を出し切り合格を目指して頑張りたいです。