【インターンシップ接触編第3期】「判りやすさ」の重要性

皆さん初めまして、こんにちは。
遥か北、東北からこの福岡にやって参りました、
アーティスト志望の上遠野莉奈です!

これから2ヶ月間、インターンシップで学んだことを皆さんにお伝えしますので、
是非見守っていただければと思います。

このブログが、インターンシップに参加しようとしている方、
またはお悩みの方にとって、情報収集の手がかりになれば幸いです。

接触編とは?

まず初めに、サイバーコネクトツーが開催している
”インターンシップ~接触編~”とは一体どんなものなのか、
説明させていただきます。

インターンシップ~接触編~とは、
サイバーコネクトツーの現役クリエイターによる指導の下
出されたお題を元に2ヶ月間で一本のゲームを作り上げ、、
2Dゲーム相当のゲーム制作をできる能力を身に付けることを目的とした
実践的な体験の出来るインターンシップです。

接触編は、サイバーコネクトツーが開催しているインターンシップの中でも、
応募条件にゲームの制作経験は求められないので、サイバーコネクトツーで
開催されている他のインターンシップと比較すると参加しやすい条件になっています。
(ただし、ゲーム制作の経験の有無は選考の判断基準になります)

しかし、その代わりに”絶対にゲームクリエイターになる!”
という強い意志を持っている方”という項目が必須条件です。
ここに大きな自信のある方は、次回是非応募してみては如何でしょうか。

初日

出社一日目でまず体験したのは、毎週月曜に行われている、
サイバーコネクトツー福岡本社と東京スタジオの全スタッフが参加する朝礼です。

その場でインターンシップ生としてご紹介いただき、
一人ずつ意気込みと挨拶をしました。

福岡本社に居る方だけでも優に100名を超えており、
ましてやあこがれているプロのクリエイターの方々を前にして、
お恥ずかしながら声が震えてしまいました。

しかし、皆さんの前で意気込んだことで、
自分で挙げた、2ヶ月間で可能な限り情報を吸収して、今の自分を10倍以上に成長させる。
という目標の言葉の重みがより一層増し、身が引き締まりました。

お題の発表

朝礼の後、これから2ヶ月間指導をして下さる担当の方々との顔合わせをし、
早速これから作るゲームのお題が発表されました。

私たち接触編3期生の制作するゲームのお題は…

「増殖」「連鎖」です。

皆さんならこの言葉を聴いて何を思い浮かべますか?

人それぞれ出るアイディアは千差万別だと思います。
二人だけのチームという状況で、意見がまとまり易い利点もありますが、
反対にアイディアを見つめる視点が少ないことが心配されます。

▲池谷さんがどんどん書いています。

そこで私たちは、色んな社員の人たちに意見を頂きに、開発室へ向かいました。
お話をするきっかけにもなりますので一石二鳥です!

やはりプロのクリエイター、私たちに見つけられなかった
増殖と連鎖に関する新鮮なアイディアが沢山挙げられ、
企画出しの刺激になりました。

そうやって色んな方向からアイディアを集め、長い試行錯誤を重ね、
最終的に、「増殖と連鎖という特技を持つキャラクターを使って迷路を進む」
パズルアクションゲームに決定しました。

▲沢山アイディアを出し、そこから精査していく。

判りやすさの重要性

企画の方向性が決まったら、続いてゲームの詳細を決めていきます。
しかしこれがまた難しいのです…。

つい要素を追加したくて、あれもできて、これもできると
ゲーム要素を挙げていくと、複雑極まりないゲームになってしまいます。

「プレイヤーが操作できることはシンプルで判りやすく!」

複雑すぎるゲームは、操作時にプレイヤーが混乱してしまい、
楽しさを感じることができるまでに時間がかかってしまいます。

「ゲームデザインはプレイヤーが気持ちよく遊んでもらえる環境を作ることが大切だ」
というアドバイスをいただきました。

この判りやすさについては、後の仕様書を書く時にも大きく関係しています。
仕様書とは、ゲームの内容やシステムを事細かく説明したものです。

最初に提出した仕様書には、文による説明を詰め込みすぎていて、
「プレイヤーが何ができて、キャラクターがどのような行動をするのかイメージがつかない。」
と指摘を受けました。

イメージがつきやすいように説明と共に絵も入れ、
さらにレイアウトも見直してもらい、このように改善されました。

▲改善された仕様書

仕様書は、初めて見る人にもゲーム画面が想像できるものでなくてはなりません。

たとえゲームのアイディアが面白くても、その良さを伝えられる
プレゼンテーション能力がなければ、そもそもそのアイディアが伝わりません。
ゲーム制作には必要不可欠な能力なのだと学びました。

最後に

福岡に来てから、新しい知識を学ばない日は一日も無く、
初日まっさらだった私のノートが、すでに埋まりつつあります。

プロの方から一対一に近い状態で学べる状況なんて、
普通には考えられない状況です。

それを念頭に置きながら、折角得たチャンスをフルに活用し、
ここで得られるものは全て吸収する意気込みで毎日を過ごそうと思います。

それでは、最後まで読んでくださってありがとうございました。

次回はプログラマー志望の池谷さんが担当です。
お楽しみに!