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サウンドプログラマーとは

皆様こんにちは。
この度は「NARUTO―ナルト― 疾風伝 ナルティメットストームジェネレーション」
スタッフブログに足を運んでいただき誠にありがとうございます。

サウンドプログラムを担当した西田慎祐です。

サウンドプログラマーとは

サウンドプログラマーとはどんなお仕事ですか?と、よく聞かれるのですが、
基本的にサウンドデザイナーが制作したゲーム内で使用する
BGM(バックグラウンドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)、音声などの
音データを管理し、再生停止などを行う職種です。

以前は、プレイヤーならプレイヤー担当のプログラマー、
忍術なら忍術担当のプログラマーがそれぞれ音の入れ込みを行っていましたが、
個々でクオリティが違ったり、管理の方法が違ったりと、色々な問題点があったので、
それを解消するために登場したのが
このサウンドプログラマーという職種なのです。

ゲーム中では、BGMや音声の再生タイミングを設定したり、
奥義中や勝利演出時の字幕の設定をしたり、
アニメムービーをPS3とXbox 360で再生できるようにシステム設計したり、
ミドルウェアの検証を行ったり、
社内で作成されたツールの操作や改善を行ったりという作業を、
基本的に1人で行いました。

ですが、サウンドプログラマーという仕事は
“音”に関わることだけでなく、“映像”にも関わるの大事な仕事なのです。

本作で特にこだわった点はムービーです。

タイトルデモムービーやアニメムービー、スタッフロールなどのムービーに関しては、
それぞれのデータで解像度が異なります。
特にタイトルデモムービーは、CMやPVなどで使用される頻度も高く、
よく目につきやすいデータなので、かなり解像度が高いデータになっています。

さらに、今回はムービーが合計で65分以上あることもあって、
データの容量を調整しなければ
他のデータがディスクに入らないということが判明しました。

そこで、タイトルデモムービー以外のデータは、
ムービーのシーン毎に解像度を抑えたり、逆に上げたりと、容量を抑えつつ、
クオリティを下げないように工夫しています。

対戦もぜひ楽しんでいただきたいのですが、
こだわりぬいたムービーがたっぷりですので、
そちらもぜひご注目ください!

こだわって作ったオープニングムービー