「ナルティメット」シリーズのサイバーコネクトツー公式ページです!

リニューアル!

皆さん、こんにちは。
「NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストームジェネレーション」で
熱いバトルを楽しんで頂けているでしょうか?
本作で奥義を担当しました伏見です。

リニューアル!

私が携わったのは「NARUTO-ナルト- ナルティメットストーム」から参戦する
少年篇のキャラクターの奥義を、本作の仕様に合わせて
全てリニューアルする!

というものでしたが、「ナルティメットストーム」の奥義と
本作の奥義のの違いについて、皆さんお気づきになられましたか?

「ナルティメットストーム」の奥義の尺は約20秒なのに対し、
本作の奥義の尺は約6秒ほど。

つまり、ストームの奥義を本作の仕様に合わせるということは、
奥義の流れ・インパクト・決めカットは残しつつ、
尺は約1/3の長さに尺を短縮しなければならない!ということなのです。

本作は対戦に特化したゲームなので、
バトルの流れをスムーズにするために、少年篇のキャラクターたちの奥義も
テンポ重視でリニューアルしなくてはいけません。

大まかな流れとしてはこのようになります。

1.当時のデータを本作の開発環境で動作させる
2.奥義の流れで重要な箇所をピックアップ
3.ピックアップした箇所を繋げて完成!

もちろん、ただデータを繋げただけで完成とはならず、
奥義を発動した途端、
キャラクターが遥か彼方に突っ走っていったり(カカシの雷切双雷震)、
本作の仕様だとあまりにも巨大すぎて表示しきれない素材があったり(イタチの月読)、
それら一つ一つの不具合を全て修正して、皆さんのお手元へ届けています。

中には、見た目はほぼ同じでも、実は全て作り直したものもあります。
たとえば、少年篇ネジの八卦六十四掌もそのひとつです。

「ナルティメットストーム」の八卦六十四掌は、
少年篇ネジが対戦相手を飛び越えたり、画面の左右に吹っ飛ばしていますが、
尺を短くしたことで、キャラクターが画面上をものすごいスピードで飛びまわり、
何をしているのかわからない状態になってしまいました。

そこで、本作の八卦六十四掌は一連の流れを見やすくするために、
対戦相手はその場で少年篇ネジの猛攻を受けるように変更しました。
さらに少年篇ネジの攻撃モーションも見やすくなるように
1フレーム単位で全て再調整し、
ネジの攻撃に合わせて対戦相手のモーションも修正しました。

<リニューアル前>

<リニューアル後>

※エフェクト等は除外しています。

本作で初登場のキャラクターと同様、少年篇から参戦してきたキャラクターたちにも、
これでもかと言わんばかりに“こだわり”を詰め込んでいます。
ぜひ、一つ一つ丹精込めて作った奥義をご覧ください!