コンセプトデザイン

はじめまして。
コンセプトデザインの澤村です。

コンセプトデザインって何だろうという方も多いと思います。
平たく言いますと、設定を作るお仕事になります。

今回の劇場用3Dアニメーション「ドットハック セカイの向こうに」では、
まるまる一本ゲームが作れるくらいの膨大な設定を新たに作っています。

例えば、各キャラクターのプロフィールや、アイテムの名前や性能、
その世界でどういう原理の技術が使われているのかといった類のものですね。
更に、背景で脇役が話している会話の内容や、
自販機のジュースの名前から図書館の本の内容といったものまで細かく設定しています。

一方で『.hack』シリーズには、これまでの積み重ねがあり、様々な設定が存在しています。
それらを上手く活かしながら、本作に登場する全く新しい
『THE WORLD FORCE:ERA』というバージョンの中に組み込んでいくのも、
コンセプトデザインの醍醐味ですね。

「ゲーム世界」と「現実世界」、二つの世界の設定を生みだす楽しみは、シリーズならでは。
こんなに楽しく仕事してていいのかなと思いながら作業をしていました。

既に一度観て頂いた方も、今度は細部に目を向けてみると新しい発見があるかもしれません。
はじめて「.hack」の世界に触れた方はもちろん、
シリーズをずっと応援してくれている方もにやりと出来るものがあったり……!?

何気ない光景の中にあるこだわりに、
ちょっとでも「おお」と思って頂ければ幸いです。
それではみなさん劇場で「.hack」の世界にどっぷり浸かって下さいね!!

マーケットで売られているアイテムです。 あれ?よく見るとおなじみの名前が……?


注)画面は制作中の画像です。

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