- アプリ内のメインストーリーをそのまま掲載しております。
- チュートリアルが含まれた内容やわかりにくい表現がある場合もございますので、あらかじめご了承ください。

![]() | しかし、意外なところに黒幕がいたな |
![]() | 誠に面目ございません |
![]() | それ、学校でって事だよな…? |
![]() | もちろん |
![]() | マジでドSティーチャーだわ… |

![]() | いつもながら、素晴らしい教育指導ですわ |
![]() | いえいえ、刹那さまには及びませんよ |
![]() | せっちゃんも知ってたのね… |
![]() | 本当に恐いんだよ、この人たち… |
![]() | フフフ… |
![]() | ははは |
![]() | 大人って恐いのだ… |
◆ ◆ ◆
![]() | で、今回の目的は何だったんですかねボス? |
![]() | おう、各ギルドから優秀な人材の流出を狙ってみたんだが、さっぱりだったな |
![]() | 各ギルドを不穏な空気にして、人を引きぬくつもりだったのか?…呆れたな |
![]() | まったくですね、やり方が稚拙すぎる |
![]() | そうだな、もっと効果的な……ん? |
![]() | 冗談ですよ、ははは |
![]() | 大人は信用ならないのだ… |
◆ ◆ ◆
![]() | 協力者は、やはり「ゆっきー」と「正雪」、それに「烏丸」、「カァコ」ですか? |
![]() | 俺と直でやりとりしたのは正雪だけだな |
![]() | なるほど、細かいシナリオは正雪が描いたという訳ですか |
![]() | そうそう、俺はヤツの話に乗っかっただけ |
![]() | 言い訳は許可していないぞ、前原 |
![]() | 急にリアルに戻るのは、ややこしいから止めてくれっての! |
![]() | どっちがボスか分からんな… |
◆ ◆ ◆
![]() | おい、この前襲ってきた奴が森に潜んでるぞ |
![]() | そういえば、彼もいましたね |
![]() | 先に言っておくが、知らんぞ? |
![]() | 襲ってくるなら、今度こそ後悔させてやるさ |

![]() | くっ……やはりダメか |
![]() | 観念しろ、正雪の差し金か? |
![]() | …なぜそれを!? |
![]() | ごめんなさ~い… |
![]() | だ、だれ? |
![]() | 私、カァコです… |
![]() | え、カナコじゃなくて、カァコ? |
![]() | デヘ…はい |

![]() | えぇと、つまりお前はTAKAではなく… |
![]() | ああ、烏丸だ |
![]() | 二人ともそれぞれ、別のキャラでログインしている、ということか? |
![]() | デヘ…そうです |
![]() | 烏丸とカァコでログインしたら、足がつくと正雪に言われたんだ… |
![]() | と、いう事はカァコさんに剣を盗ませたのはゆっきーさん、ですね? |
![]() | はい、そうです… |
![]() | それで繋がりましたわね、正雪とゆっきーは協力しているか、同一人物ですわ |
![]() | だから正雪は、ゆっきーしか知らない情報を知っていたという訳だな |
![]() | (お前達、無事だったのか… |
![]() | (TAOに相談したらどうだ、と助言してきたのも正雪だったな) |
![]() | カンザシと宝剣を持っていたゆっきーを黒ネームが襲った事は、本人しか知らないはずだろうしな |
![]() | それに最初からTAO、つまりボスへ話を持って行くように仕向けていたようですね |
![]() | 曖昧な言葉も多く、確信は持てませんでしたが、関係者または同一人物と仮定したら、全てが繋がりましたよ |
![]() | 何だ、結局ヤツが全部ボロを出してたのかよ |
![]() | だから、言ってるでしょう企み事は仲間を選べ、と |
![]() | 企む事自体は否定しないのか… |
◆ ◆ ◆
![]() | それで、TAKAとカナコはどうして正雪に協力する事になったんだ? |
![]() | 最近お互いのギルド同士で仲が悪いみたいな |
![]() | お互いのギルドメンバー同士も仲悪い感じになっちゃってぇ~、もし仲良くしてたら、裏切り者扱いされてたんですよぉ~ |
![]() | でも~、実はあたしたち秘かにラブラブでぇ |
![]() | あ、あぁ……そう…… |
![]() | そこを正雪に見つかって、俺は正雪に、彼女はゆっきーに脅されていたという訳さ… |
◆ ◆ ◆
![]() | あんた達を襲ったのは、戦ってアイテムを奪い取って来いと言われたからだ |
![]() | まぁ、どう考えても取り返せる可能性なんてなかったと思うんだが |
![]() | 我々の、特に貴方がたの力を確かめたかっただけかもしれませんね |
![]() | 情報の少ない我々のか? |
![]() | …… |
◆ ◆ ◆
![]() | 頭を冷やした今なら言えるが、なぜあの時脅されたくらいで、あんな事をしたのか… |
![]() | 都さん、それに銀の細腕の皆に迷惑をかけてしまった…本当に申し訳ないよ |
![]() | 密会していた事を罪悪感に思っていたのなら |
![]() | そうだな、反省してるなら、もう良いんじゃないか? |
![]() | でへ…ごめんなさい |

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
~中央市場~
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
![]() | テレッテレー! |
![]() | 俺はまたいずれ、改めて詫びを入れに行く |
![]() | よろしくねぇ… |
![]() | コクリ |
![]() | では、銀の細腕の工房へ伺いましょうか―― |
ドオオオォォン!!
![]() | !! |
![]() | 今の、工房の方からじゃない!? |
![]() | 行こうぜ! |
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
~「銀の細腕」工房~
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
![]() | なにごとだ!? |
![]() | よ、よぉ… |
![]() | つーさん、何でこんなズタボロ状態で床に転がってるの? |
![]() | いや、これには、海より深い訳が、な…? |
![]() | その奈落の底より深ぁい言い訳とやらを、聞かせとくれよ、つーさん? |
![]() | ひぃ |
![]() | フフフ |
![]() | 斜めも斜め、大斜めだよ |
![]() | あら、私の隠し事は今に始まった事では |
![]() | そりゃ、失敬 |
![]() | そいつは、内密な話で……おい士堂さん! |
![]() | 都さま、私が説明いたしますので |
![]() | そうかい、納得のいく説明を頼もうかねぇ? |
![]() | こんなにおっかない人だったのか… |
![]() | ……こくこく |
◆ ◆ ◆
![]() | …なるほど、うちの正雪があこぎな真似をしちまったようだね |
![]() | 何てこった… |
![]() | 仕方ないねぇ……うちは客商売だ |
![]() | そんな、姐さん!? |
![]() | お? |
![]() | 前原、少し黙ってろ |
![]() | うぐ…… |
![]() | 都さまのおっしゃることも理解できますが、そうするとリト様の性格上、ポイズンハニーも解散すると言い出しかねません |
![]() | こちらの対応にも問題がございましたし、どうか考え直していただけませんか? |
![]() | …つーさん、壊れたカンザシをおくれ |
![]() | ええ……こちらですが、どうするんです? |
![]() | 今、ここで修復するのさ… |
![]() | ええっ!あれがなけりゃ、いくら姐さんでも成功率が1割もなくなっちまうんじゃ… |
![]() | だったら、祈りな |
![]() | でなきゃ、カンザシも、この工房もそれまでだったってことさね… |
![]() | な、南無八幡大菩薩!! |
![]() | 祈る相手が間違ってないかい? |
![]() | 乾坤一擲…!! |
![]() | にひ~…… |
![]() | どう、なったんだ!? |
![]() | カンザシは修復されマシタ! |
![]() | フフフ…… |
![]() | 悪運が良いだけさね…ハハ |
![]() | た、たすかった…… |
![]() | ニコニコ |
