- アプリ内のメインストーリーをそのまま掲載しております。
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ふーん、黒ネームに正体不明の敵ねぇ… |
団長、剣を守る事が出来ず、申し訳ございませんでした… |
良いのよ、良いのよ~ |
…あぁ、でも都が作ったカンザシは、 |
えぇと、あれだ……わ、悪かったな!! |
急に大声出して何なのよ、あんた? |
疑って悪かったって、言ってんだよ! |
あと、あんたは姐さんと仲が悪いと思ってたんだが…違うのか? |
勝手にそう思ってるのは、あんただけ! |
ついでに言っておくけど、よそのギルドに迷惑をかける者がうちにいたなら、そいつはバシッと除名処分にしてあげるわよ! |
ぐぅの音もでねぇぜ… |
取りあえず、誤解が解けて良かったですわ♪ |
詫びといっちゃなんだが、この壊れた宝剣はうちのギルドで修復させてもらうぜ! |
いいわよ、そんな剣の一本や二本… |
失敗したら、素材にしてもらっても構わないわよ |
やれやれ、一件落着でしょうか? |
ニコニコ |
◆ ◆ ◆
それでは、わたくしはこのままギルドに<残りますわ |
わかりました、あとはお任せ下さい |
お任せ下さいって、大丈夫かよ? |
ええ、手掛かり的なものはつかめましたので |
いいっ? |
あっ、ところでお嬢さん方! |
今なら、次回アリーナに向けて特訓ツアーにご招待するわよ~! |
い、いや、私は遠慮させてもらうぞ |
特訓とか、練習とかは苦手なのだ~ |
俺はバニラが入らないなら、断る! |
あら、残念… |
コクリ |
「銀の細腕」の、正雪と烏丸の事について少し聞いてもいいか? |
烏丸は良いとして、正雪のこともかよ? |
士堂と刹那も聞きたいと思ってるぞ? |
フフフ… |
そうですね、参考までにお伺いできれば |
えええ? |
◆ ◆ ◆
正雪はどちらかというと取引や在庫の管理を任されてる奴の一人だな |
そんな訳で、カンザシが失せた事に気づいたのも正雪が最初だったはずだ |
TAOに相談したらどうだ、と助言してきたのも正雪だったな |
わざわざ我々TAOに? |
彼は装備を作らないのか? |
おう、自分で装備を作ってるところは見たことないな |
烏丸は職人衆の中堅どころって所だな、もちろん姐さんほどの腕はないぜ |
有難うございます、非常に参考になりました |
私は「銀の細腕」の都さまにご報告する前に一度スィルの「TAO」に戻ります |
戻るついでにこっちに寄ればいいじゃねぇか |
九十九さんには、先に戻ってやっていただきたい事があるので、よろしくお願いします |
お、おう…? |
んん? |
どうせあんたの事だから、ケンカを売ったか買ったかした相手でしょ? |
どちらかというと恨みを買った、かな… |
とりゃああああ! |
何か、誰かと戦ってない? |
誰か遊んでくれてるのかも |
ヴアアアアアア! |
いやいやいや! |
くうう~!!! |
バニラ、お前はここで待ってろ! |
おう! |
コクッ! |
こいつめ!こいつめ! |
ヴオオォォ ォ ォ ォ…… |
おいヴィクトリア、ヤツならもう消えたぞ |
ふぅ、頭痛も止んだわ…… |
ファルデリア!? |
それに、俺はもうヴィクトリアじゃない! |
だったら、俺もファルデリアじゃなくて |
ユー達、もうケンカはせんと、あの山に誓ったのを忘れたんじゃなかろうの? |
うげ、師匠の人も一緒だったか… |
◆ ◆ ◆
最近妙な敵がうろついとると噂じゃったが、あの黒いヤツの事じゃったんか |
我々は黒ネーム、と呼んでいるがな |
いや、答えはノーじゃよ |
ミーは難度の高い場所やイベントに関わる場所を探る時に、よく見かけたのう |
もちろん、返り討ちにするがのぅ? |
さすがは師匠だぜ! |
何か既視感が…… |
『さすがはアネゴだぜ』だろ |
うっ…… |
◆ ◆ ◆
おい、黒ネームと戦うなら、気をつけろよ |
へん、うちの師匠なら平気だっての! |
バカ、お前が一番危ないんだろ |
アレをなめてると、ヒドイ目に遭うわよ |
自分のキャラに愛着があるなら、なおの事だからね… |
お、おどかされても恐くないぞ…! |
寅ちゃんや、この人たちはミーやユーを |
う、わかったよ…… |
じゃあ、ミーたちは行こうかのぅ…… |
ま、待ってよ師匠! |
おう、またな |
アトラと寅か… |
完全におじいちゃんと孫ね…… |
◆ ◆ ◆
森守の郷を抜けマス |
そういえば、俺は先に銀の細腕に戻って何をすりゃいいんだ? |
そうですね…壊れた二つのアイテムの修復を |
ただし、都さま以外の方にはご内密に… |
ああ、分かったぜ! |
でもなんで、内密なんだ? |
我々以外の者には、アイテムは壊れたままに |
特に、アイテムを持ち出した犯人には… |
まさか、犯人がうちにいるって事か!? |
どうでしょうね…まだ重要参考人、といったところでしょうか? |
まじかよ… |
◆ ◆ ◆
つーさんは、犯人の心当たりないの? |
むむ…烏丸じゃないのか?だとしたら… |
そうだな、下手に動くと犯人に気づかれる |
じゃあ俺はここで、別れるとするか |
ええ、分かりました |
それでは、壊れたカンザシと宝剣をお渡しいたしますわ |
たしかに預かりましたよ、刹那さま |
つーさん、またね~ |
◆ ◆ ◆
しかし、内密にとは言ったが大丈夫か? |
まぁ、情報が漏れたのなら漏れたで |
ええ、すでに手は打ってございますわ |
さすが、刹那さまですね |
ふふふふふ |
ははははは |
だれが悪い人なのか分からないのだ~! |
◆ ◆ ◆
この一件、我々はあまり役に立ってないと思うのだが… |
私はそうは思いませんわよ |
ほんとに~? |
あなた方のトラブル体質が、巡りに巡って |
!? |
ヴゥゥゥ ゥ ゥ…… |
この辺りも頻繁に黒ネームと遭遇するようになったな…… |
北には竜哭山がありますからね |
可能性は高いと思いますわ |
…そうではございませんこと? |
!? |
(スッ)
くすくす…私たちに気づくなんて、なかなか鋭いみたいだね… |
ねぇ、マリア? |
そうね、私たちに気づくなんて、とても鋭いわね |
ねぇ、ルナ…ふふふ |
出たわね、双子ちゃん… |
次のレリーフの兆しが出ていたのに、キミたち、なにしてるの?…くすくす |
次のレリーフの兆し、だと? |
今はその気配が遠のいているわ… |
心配ご無用ですわ、お節介さん…フフ |
くすくす、じゃあもう少し期待してるよ? |
そうね、期待外れでなければ良いけど |
(スッ)
…… |
さっき、みんな笑顔だったのに… |
和やかに歓談できたと認識しておりますわ |
あれ、和やかって、どんな意味だったのか |
コクリ… |
◆ ◆ ◆
次のレリーフの兆しか… |
状況的には、あの二つのアイテムが関係する |
修復してもらえたら、改めて調べてみるか |
こくこく |
◆ ◆ ◆
さて、スィルが見えてきましたね |
ところで、なぜ九十九さんとご一緒にチャルタンに伺いませんでしたの? |
九十九に用事を先にしてもらうためじゃ |
…さすがに刹那さまの目は |
はい? |
まぁ、貴方がたならいいでしょう… |
実は、他のギルドの方に聞かれたくない話が |
ありそうな? |
あらまぁ… |
ははは…どうでしょうね? |
また笑ってない笑顔なのだ~! |
◆ ◆ ◆
TAOに行く時は、我々は席を外していた方が、良いのかな…? |
お気づかい感謝します…が、今回はあえてお付き合いいただけますでしょうか? |
拒否権もなさそうなのだ… |
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
~町の入り口~
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
さて、TAOにご案内いたしますよ |
何かムダにテンションが高い気がするのだ… |
ザワザワしてきたぜ… |
楽しみですわ、フフフ |
ゴクリ… |
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
~「TAO」ギルドホール~
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
戻りましたよ、ボス |
おう、首尾はどうだった? |
銀の細腕のカンザシとポイズンハニーの剣を盗んだ犯人は、まだ見つけていませんが、すぐに解決しますよ |
そうかい、そいつはよかったじゃねぇか |
…というところまで、やはりボスはすでにご存じなんですね? |
なんのことやら |
ボスには「ポイズンハニーの剣」が失せた件 |
…そうだったかな? |
二つのアイテムが失われたという情報を |
……… |
………ばれたか、ハハッ! |
えええっ!? |
!! |
ひでぇな、士堂… |
……おい、来年受験を控えた、高校2年の前原憲辰(まえはら・のりたつ)… |
なっ!? |
今回は少し、他ギルド様へ迷惑をかけすぎ |
ちょ、ちょっとまたかよ、先生! |
事ある毎に、リアルの個人情報をゲームで晒すのはやめてくれって!! |
これも社会勉強だ |
うわ、なんという晒しプレイ… |
もしかして、コレを見せるために俺達は |
シドリンったら、ドSティーチャーだわ… |
フッ、教育の時間ですよ… |
げ…… |
ゴクリ… |