第二章 16話「最後の秘宝」

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「ギルティドラゴン」開発ブログ
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さて、クリュ・アーク神殿で「精霊の碧眼」を入手するとして、誰かに協力してもらわねばな

協力?どーゆー事?

岩戸を開くには三賢者の塔、つまり…

北、東、そして西の塔の扉で同時に秘宝をかざさなければいけないだろう?

あっ、そうか!
岩戸に入らない人達が、三か所でそのお仕事をしないといけないんだ~

 

 

「精霊の蒼き涙」はビント達が持っているはずだからそちらは頼んでみるか

じゃあ、私の「精霊の紅き心」は誰が…?

なんだったら、バニラが行ってくれてもいいがな?

やだー!
岩戸の方に行ーくーのーだー!!

そう言うと思ったよ…

 

 

じゃあ「精霊の紅き心」は誰に任せるんだ?

だったら、俺が行ってもいいぞ

わんわんが!?

それはありがたいが、自分からパーティを離れるとは、珍しいな

バ、バニラがお願いするならな!

オーカミにオネガイするのだ~♪

しっ、しかたねぇーなっ!
任せとけ!!

どっちもどっちだな…

 

 

最後の「精霊の碧眼」はどうするの?
まー、まだ見つけてもいないけどね♪

そうだな、頼れそうなのはバランシアたちか刹那たちくらいだが…

せっちゃんの方がレリーフを追っかけてたしせっちゃん達に手伝ってもらう?

ふむ、情報提供も兼ねて、そうするか…

 
◆ ◆ ◆
 

よし、刹那たちにはメールを送っておいたぞ

合流する前に「精霊の碧眼」を先に入手しておきたいところだな

入手できずに合流したら、かなりこっぱずかしいもんねぇ♪

さらりと恐い事をいうなよ…

 
◆ ◆ ◆
 

さっそく刹那から返信が来たぞ

期待しております、との事だ

期待を裏切ったら…
恐いかもねぇ~?

そんな、バカな…
はは

 

 

生まれ変わったバニラさんの大好きな、荒野が見えてきマシタヨ

にひ~…
あれは強がってみただけ…

ほう、貴公も荒野で鍛えるのが好きなのか
感心だな!

えっ、あっ…
実は、そうなのだ~…

にやり、デス

後で憶えてなさいよ、なのだ~…

 
◆ ◆ ◆
 

さて、私の勧める荒野の歩き方だが、あえて足場の悪い、岩場を歩くのだ

これは足の柔軟性がないと、一発で足をくじいてしまう!
スリルがあるだろう?

足も心もくじけそうなのだ~…

良い子はマネしてはイケマセン

 
◆ ◆ ◆
 

南の封山に、うっすらと塔が見えるな

あれが賢者の幻塔だな

いつか、ぜったい、たどりつくわよ~
にひ~…

うむ、良い表情になってきたな!

悲愴感が漂っているような気もするが…

 

 

もう荒野が終わったか
貴公も物足りぬだろう?

そ、そうねえ~!
でも腹八分くらいが丁度いいって言うし!

心配しなくても岩戸に戻る時にまた通るぞ?

Oh…

 
◆ ◆ ◆
 

この湖が妖精湖ニュミールだっけ?

そうだ、我々闘技場で闘う者達が、武具を清める神聖な湖だな

バニラも頭から水浴びしておいた方が良いんじゃないか?

そうねー…
ってぇどういう意味かしらねぇ~!?

 
◆ ◆ ◆
 

皆で水浴びするなら、楽しいんじゃないか?
きっと楽しいに違いないぞ!

うーむ…
その案は捨て難くはあるが

イイじゃん♪
寄り道して行こうゼ!

貴公ら煩悩の塊を、この神聖な湖に立ち入らせる訳にはいかん!

水浴びくらい、イイじゃん♪
アネキはカタいんだって~

不埒者!
特にお前は、絶対にダメだ!

マジで信用されてないし♪

 

 

コノ北がクリュ・アーク神殿デス

何度か目の前は通ったが、ついに突入だな

…待て!

わっ!?
なになに~?

何だ、この異様な気配は…?

異様な気配…?
ああっ!

神殿の周りから…
黒ネームの群れが!?

成程…
あれが巷を騒がせている黒ネームという輩か

18体ほどの黒ネームを確認しまシタ!

こんなにたくさんいるなんて、初めてだよ~!?

だが、見覚えのある者が数人いるな…
いずれも闘技場で手合わせをした者だが…

闘技場に行く途中の人々が、黒ネームに感染したのか…?

ならば、せめて我が剣にて弔ってやろう
…参る!

 
ダッ…!
 

あっ!
危険だ、七海!!

いや…
今、すれ違いざまに2体葬ったぞ

囲まれる…
いや、わざと集めた!?

速すぎて何をやってるのか分からないんだけどー!?

集めた5体を一瞬のうちに倒した…!

アネキは、殴れないものには弱いけど…

殴れるものには、無敵なンだぜ♪

これが…トップランカーの七海の本気か!!

見とれてる場合じゃない!
我々も、行こう!

コクッ

 
◆ ◆ ◆
 

ヴュルルアアアアアアァァァ…

結局、ほとんど七海が片付けてしまったな…

闘技場の戦士の誇りを汚す者は、許さぬ

カ、カッコイイ…
これは惚れるわ♪

ガビーン!

私はこの事を、闘技場の盟友達に報告しなければならん

ここで一先ずの別れだ…
貴公たちは見事に任務をやり遂げてくれ

ああ、色々と助かったよ
また会おう、七海

い、いつか俺が倒す!
うおぉ、ついに言ってしまったぜ…

では、貴公も闘技舞台に上がるがいい…
常に私はそこで待っている

コクッ

俺の命が尽きるのも、もうすぐか…
俺の事を忘れないでくれよな、ハニー♪

シンゴちゃんは成仏してね~
なむなむ…

ショック☆

さらばだ、良き闘いを!

あ~あ、行っちゃったわね

さぁ、我々は神殿へ向かうぞ!

ソレではミナサマ、気をつけて参りマショウ!

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