第二章 11話「通過儀礼」

カテゴリー: ストーリー, 第二章
「ギルティドラゴン」開発ブログ
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では、ミーはそろそろお暇するかのぅ
にぎやかすぎるのはニガテじゃて

じゃあ、俺も行くかな…
じゃあな、ファルデリア…
いや、荒野の狼!

おう、また遊んでやるぜ!

修行しなおして、次は勝つからな!

 
◆ ◆ ◆
 

改めて、手伝っていただき有難うございます

ファントムがまた来るかもしれないしな
何人かで動いた方がいいだろう

そうよ、お礼とかは別に良いのよ?

台無しになるから、静かにしててくれ…

 
◆ ◆ ◆
 

皆さんは冒険の途中だったのではありませんか?

我々は罪竜のレリーフの欠片を探している途中なんだが、情報収集がままならなくてな

そうそう、魔都ゼル・マギオンって聞いたことない?

いえ、残念ながら僕は知りませんね…
お役に立てず申し訳ないです

 
◆ ◆ ◆
 

情報収集なら、闘技場でやると良いのでは?

いい情報は強い人の所に集まるものですし

“闘技舞台クルア・クロス”か?
それも一理あるな

強いヤツなら七海に聞くのが一番だな!
ランカーの中でもトップだからな!

問題はそんなチャンプと会えるかどうかだけどねぇ…

大丈夫!ライバルだから!

あんたがそう思ってるだけでしょうが…

いざとなったら、デュエルで負かしてでも…

そっちの方がないわぁ~

 
◆ ◆ ◆
 

イリアー!
どこに行ったんだーい?

…返事はないな

かなり奥まで行っちゃったってこと?

 
◆ ◆ ◆
 

イリアさんとやらは、どこまで行ったんだろうな

アハハ、彼女けっこう恐がりだから

恐いからって、洞くつの奥まで逃げるのか?
いくらなんでも…

アハハ…

えっ…マジなの?

 
◆ ◆ ◆
 

あの、イリアと合流する前にお伝えしておきたいんですが…

あら、なにかしら?

リアルの話で申し訳ないんですが
実は、イリアとは知り合いでして

彼女、小さい頃から恐がりで…
というか、人見知りが激しいんです

なるほど、シャイなんだな?

 
◆ ◆ ◆
 

もしかしたら彼女が皆さんに対して失礼な態度を取ってしまうかもしれません

その時は申し訳ありませんが、そっと流していただけると助かります

そういう事情なら、了解したぞ

そーねぇ、よく分からないけどOKよ~♪

お前は少し心配だぞ…

 
◆ ◆ ◆
 

知り合いって、幼馴染なの?

ええ、小さいころ家が隣同士で…
今でも兄妹のような感覚なんです

シャイなのは、僕くらいしか遊び相手がいなかったからかもしれませんけど…

そっか~

はっ!勝ち組かよ!
羨ましいなぁおい!

勝ち組?

すみません、この子病気なので

 
◆ ◆ ◆
 

数年前に家の事情で僕が引っ越してしまって…

しばらく疎遠になっていたんですが
それから彼女にちょっと問題が…

問題?

彼女、友達も作らずに引きこもりがちになってしまったんですよ

そうか…
そういう事もあるな

 
◆ ◆ ◆
 

だから、せめて僕が彼女のそばに…

ゲームの中だけでも一緒にいてあげなきゃダメだと…

そう思ってこの“The World”を勧めたんです

ううっ…
私はそういうのには弱いんだ!

アンタ、良い奴だな…
(チラッ)

ん?
わんわん、何でチラチラこっち見てるのかな~?

 
◆ ◆ ◆
 

あ、あのイリアと合流してもさっきの話は秘密にして下さいね

ああ、もちろんだとも!

エレミアさんは、ウソが下手デスから注意してクダサイ

 
◆ ◆ ◆
 

ただ…
イリアの引きこもりはまだ治ってないんですよね

僕が甘やかしすぎなのかな…
アハハ

うーん、なかなか難儀な問題のようだな

やっぱり甘やかし過ぎは良くないよね!
わんわんもそう思うでしょ~?

うっ…
俺は、たまには甘いのも良いと思う!

うちはビシバシ鍛えて、強いコに育てるわよ~!

バニラになって、キビしさは今まで以上だ!

 
◆ ◆ ◆
 

 
……
 

あれ?
今イリアの声が聞こえたような…

え?
私は何も聞こえなかったけど…エレミアは?

私も聞こえなかったが…

いえ、確かにこちらから聞こえました行きましょう!

あっ!
見たことない速さで走って行ったわ…

追うぞ!

 
◆ ◆ ◆
 

 
…に…ちゃ……
 

イリア!
すぐに行くから待ってて!

聞こえた!
かすかだけど、確かに聞こえたわよ!

これはもう、愛のなせる御業としか思えんな…

 
…ヴォオォ…
 

ち、違う声も聞こえたけど~!?

黒ネームか!急ごう!!

コク!

 
◆ ◆ ◆
 

ヴォルルルルォォオオオアアアァ…

しつこいぞ、この!
よし、消えたぜ!

イリア!
もう大丈夫だよ、イリア

うん…
私、恐かったよ…お兄ちゃん!

よかった、よかった
これでひと安心だな

ひっ…
だ、だれ…?

ああ、僕と一緒にイリアを探してくれた人たちだよ

あ、うん…

にひ~
なんかものすごく警戒されちゃってるわね~

 
◆ ◆ ◆
 

二人がそろった所で改めて、自己紹介をさせてもらおうか

私はエレミア、そして…

にひ~
バニラだよ~!

思い出したかのようにキャラを印象づけようとしていやがりマスね…

コラ、ナビコ♪
こういうのは、最初が肝心なのだ~♪

お、俺は荒野の狼だ!
そ、そうだな…早速デュエルを…

ひっ…!

コラ♪
しばくぞ、わんわん♪

……

ドン引きじゃないか…

 
◆ ◆ ◆
 

では、僕らも…
僕はアロンで、こっちが…


あ、あの………

えっと…イリアです

なるほど、思った以上にシャイな子だな

 
◆ ◆ ◆
 

いかん、こっちも一人忘れていたぞ

……

……

コクッ

あ、はい…

通じた!?

 
◆ ◆ ◆
 

でも災難だったわね~
恐かったでしょ?

……
(ぼそぼそ)

えっと、とても怖かったって言ってます
はは…

(通訳…なの?)

 
◆ ◆ ◆
 

イリアは“The World”を始めたばかりなのか?

……
(ぼそぼそ)

僕が最初やっていて、ついこの前彼女を誘ったばかりなんだよね?

コクリ

そ、そうかよろしくな…

 
◆ ◆ ◆
 

……

えっと…
俺とデュ…

デュエルはダメよ、わんわん♪
お姉さん、怒っちゃうゾ♪

いろんな意味で怖いよバニラ…

 
◆ ◆ ◆
 

お~!
出口が見えてきたわよ~♪

長かったな、アロンもイリアもお疲れさん

あ…
はい…


これから皆さんは闘技場ですか?

そうだな、そうするつもりだ

でしたら、僕らも一緒に行って良いですか?

え…えっ!?
どうして、お兄ちゃん!

いつも二人きりの冒険だけじゃ、面白くないだろ?

そんなことないよ、私二人だけの方がいい…

大丈夫だよ、きっと楽しいからこの人たちは良い人みたいだし

にひ~
照れちゃうのだ~♪

アナタサマの事ではナイかと

コラ、しばくぞ♪

我々は構わないぞ?
なぁ?

コクコク

よかった!
では、しばらくヨロシクお願いします

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