- アプリ内のメインストーリーをそのまま掲載しております。
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二人はいつもどんな冒険してたの? |
そうですね… |
冒険というより、デートだな |
…… |
◆ ◆ ◆
それはレベルアップが大変だろう? |
僕はイリアがプレイする前から、それなりに長くプレイしてるから問題ないよ |
まあ、今はプレイヤーとのデュエルはほとんどしないですけど |
それはもったいないぞ! |
ひっ…! |
これこれ、お嬢さんを脅すのはお止めなさいってば |
わ、わるい… |
あ………いえ |
◆ ◆ ◆
大辻市場が見えてきましたね |
ここも人が多いから、ついでに情報を集めておくか |
人、多いの? |
大丈夫だよ、僕たちが近くにいるから |
はぐれないようにね~♪ |
あ、はい…… |
そこで闘技場に出場する人に聞いたんだが |
え~、じゃあどこにいるのよ? |
それがどうやら、竜哭山に向かったらしい |
えええ~!? |
◆ ◆ ◆
たしか竜哭山にはせっちゃん達も行ってたわよね? |
せっちゃん? |
闘技場ではなく、竜哭山に向かうんですか? |
そうだな… |
かまいませんよ、行った事ないですし |
お兄ちゃんが行くなら、いいよ… |
じゃあ、遠足気分で行っちゃおうか~♪ |
あ、うん… |
俺も七海の事を聞いてきたぞ! |
竜哭山に行ったって話じゃないの? |
そうなんだけど、何か弟に会いに行くって話らしいぜ! |
弟に会う? |
まあ、会って確かめるさ |
◆ ◆ ◆
アロンたちは、このセレカがある大陸をいつも散策してたのか? |
ええ、僕は北の方に行った事があるけど、イリアはないと思いますよ |
うん…初めてだよ |
海の中に道があるみたいで面白いでしょ♪ |
あ、はい…… |
うんうん… |
にひ~、関門にと・う・ちゃ・く~♪ |
コノ関を越えれば、北の大陸ルゥ・エリユでございマス |
さあ、北側の関だぞ |
どんなところなの、お兄ちゃん? |
僕はあまり詳しくないんだよ、ゴメンね |
歴史上は大戦中に中立を守り、商業を発展させたとか… |
森守という権力を持った森の守り手の郷がある影響で、森が多い土地という感じだな |
あ、森が多いのは…好き |
そうか、それは良かった |
エレミアさん… |
イ、イリアが喜んでくれたんだから、べつに良いじゃないか! |
あ、あの、私… |
おい、コラ♪ |
うっ… |
イリア様、申し訳ございませんデシタ… |
アハハ、さあ早く関をくぐりましょう! |
ナビコ、ガイドを頼むぞ |
コノ地区は森守が管理する神聖な森、“森守の郷”でございマス |
郷の中心にある樫の大樹は、森の御神木“知識の樫ダル・ヴィド”でございマス |
あ、あの…ありがとう… |
そうだね |
◆ ◆ ◆
“知識の樫ダル・ヴィド”では年始に御神託を授かる事がデキるのデス |
御神託かぁ~ |
俺はそれなりに良かったぜ… |
良い御神託は、気合いでもぎとるもんだ |
コクッ |
◆ ◆ ◆
年始にそんなイベントがあるんですね |
うん…楽しそう |
私もリベンジに行かなきゃ♪ |
イリアたちのお邪魔になるなよ? |
◆ ◆ ◆
そろそろ森を抜けそうですね |
森を抜けたら大きめの街道にでるぞ |
◆ ◆ ◆
そういえば七海ってどんな人なのよ、わんわん? |
“闘技舞台クルア・クロス”で行われる大きな大会に出ては連続で優勝し続ける |
高潔で高貴な孤高の女騎士… |
「らしい」って… |
俺、闘技場ではデュエルしないからな! |
あんたライバルとか言ってるけど… |
…… |
◆ ◆ ◆
高潔で高貴で孤高とか… |
それだけ凄いってことなんだぜ! |
あ、あと相当ストイックで、修行の鬼だって聞いたぜ! |
会うのが恐くなってきたかも… |
情報をくれるかどうかもわからないぞ…? |
…こ、恐いな |
狼、七海は弟に会いに行くと言っていたんだろう? |
言われてみれば、そうだな… |
あれ~? |
言われてみれば… |
◆ ◆ ◆
ああ、竜哭山が見えてきたわね~ |
ひっ… |
アハハ、大丈夫だよ |
そ、そうだぞ! |
コクコク |
あ、うん… |
◆ ◆ ◆
この先の森を抜けたら、すぐに竜哭山だ |
坂が険しいから、気をつけるんだぞ? |
あ、は、はい… |
ふふふ… |
にひ~、成長を遂げたバニラさんでもやっぱりここはキビしそうだねぇ… |
わぁ… |
イリア、手を引いてあげようか? |
にひ~、私も手を引いて欲しいのだ~♪ |
ダ、ダメだよ… |
怒られたのだ~… |
バ、バニラの手は俺が! |
さ、いこいこ~♪ |
俺がぁ~手をぉお~! |
◆ ◆ ◆
にひ~、そろそろクライマーに転職しそうな勢いなんだけど~! |
イリアの方が頑張って登ってるぞ? |
ふぅ、ふぅ… |
ま、負けないモン! |
わ、わ… |
そうそう… |
と・お・ちゃっ・くぅ~! |
どうだ、誰かいるか? |
えぇっとね… |
あ、あれは! |
しつこいなぁ、アネキ♪ |
えぇい、黙るがいい! |
今日こそ、その浮ついた性根を… |
そりゃあ、トップランカーの七海さまに、俺が勝てるわけないジャン! |
ハハ、降参、降参♪ |
いつもお前はそう、チャラチャラして… |
アネキ、マジメすぎ♪ |
グハッ!? |
き、貴様… |
もうデュエルは始まってるって事だよアネキ♪ |
……こ、これがトップランカーの七海? |
なんか取り込み中みたいだねぇ~ |
あんたが七海か! |
空気、読まないにも程があるわ!! |
白目をむいてる場合か! |
い、いつから見ていた… |
えっ…しつこいなぁ、アネキ、とか? |
この私の無様な姿を見られては、ただで帰すわけにはいかぬ! |
覚悟してもらおう!! |
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
七海との戦闘
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
ハッ!? |
またキレちゃったんだよ、アネキ♪ |
それというのもお前のせいだろうが! |
コホン、何か私に聞きたい事があると言っていたな? |
実は我々は罪竜のレリーフの欠片を追っているんだが… |
そのひとつが消滅したとされる魔都ゼル・マギオンにあるらしい |
ゼル・マギオンの場所について聞いた事はないだろうか? |
なるほど、私はレリーフに興味はないがその場所の事は聞いた事があるな |
ほんとうに!? |
ゼル・マギオンは消滅したのではなく、そのまま西の海に沈んでいるという… |
そして、そこへはある場所とゲートで繋がっているそうだ |
ある場所とは一体、どこなんだ? |
セレカのある南の大陸ガリュ・メル、その中央に広がる“封山”に隠された塔―― |
名を“賢者の幻塔”というそうだ… |
“賢者の幻塔”… |
ということは、また戻らないといけないわね~ |
そうか、私もこれから戻る所だ |
あっそバイバイ、アネキ♪ |
何を言っている… |
はい? |
闘技舞台クルア・クロスで鍛え直してやる、と言っている |
ちょ~ |
ならば、先日のあの不埒な行為について、私は父さんに報告しなければならないが… |
…ちょうど闘技場も見てみたかったかも? |
と、言う訳だ |
あ、ああ… |