- アプリ内のメインストーリーをそのまま掲載しております。
- チュートリアルが含まれた内容やわかりにくい表現がある場合もございますので、あらかじめご了承ください。
うぅ~ん… |
私もちょっと酔ったぞ… |
あっ! |
こいつは… |
水の底の街を、巨大な泡が包んでるのか… |
ゆらゆら水が張ってる空かぁ |
ぴこーん! |
現在地はダックの大鍋の底… |
海底死都… |
◆ ◆ ◆
すごい… |
なんとも不思議な感じだな… |
刹那に聞いた話によると、この街の中央祭壇にレリーフがあるらしい |
ココが中央祭壇のある神殿のようデス |
じゃあ、このままどんどん行っちゃうのだ♪ |
◆ ◆ ◆
あの泡で包まれた空を見てると、イケない想像をしちゃうのよね |
そうか… |
あの泡に針をチクっと刺したら… |
恐い!恐すぎる!! |
どうせ無理だと思うが… |
◆ ◆ ◆
ちゃんと見た訳じゃないが、街全体の造りがセレカと同じなのかもしれないな |
せっちゃんがセレカの中央祭壇と見間違えたらしいから、そうかもしれないわね |
双子の様な街だったんでしょうね… |
ただのゲームの背景なのに、こうやって歴史的な背景を想像するのって本当に楽しいんですよね… |
“The World”は、昔からそうだったよ |
エレミアさんは、プレイ歴が長いんですね? |
ん!? |
◆ ◆ ◆
薄々感じてたが、アンタ… |
さあな… |
まぁ、野暮な詮索はせんよ? |
◆ ◆ ◆
おっと、無事にゼル・マギオンに着いた事を報告しないとな… |
今、ゴマカシよんの? |
ノーコメント! |
◆ ◆ ◆
じゃあ、わんわんにも報告しないといけないじゃないの… |
こら、すぐに面倒くさがるんじゃない! |
地味にクズっぷりをかもし出してマスね… |
◆ ◆ ◆
…… |
聞いた? |
あぁ…聞こえた |
こんなところにもいるなんて… |
◆ ◆ ◆
ヴゥウオオオオォォ… |
もしかすると、かりんか、すぅれんの黒ネーム化したものがいるかもな |
そっか… |
仮に今のがそのうちの一体だとすると… |
確実にもう一体いるってことよね~ |
◆ ◆ ◆
刹那には黒ネームと会った事も報告しておくか |
あの二人の反応なら、なんとなく分かる気がするわ… |
◆ ◆ ◆
かりんと、すぅれんからだな |
気にせずボッコボコにしてやってくれ、とさ |
やっぱりねぇ~ |
◆ ◆ ◆
エレミアさんはいつから“The World”を? |
まだ引きずるのか? |
すごい! |
最初の“The World”ってどうでした? |
そうだな… |
詩的…ですか |
色んな解釈ができる、謎があふれてた感じ…かな |
そういうのも嫌いじゃありません |
だと思ったよ、はは |
ちゃり~ん!メールだよっ!
あ、わんわんから返信だ |
アトラ師匠との冒険は過酷です |
どんな感じに育ってるのかしら? |
少しはデュエルの勝率が上がってくれるんじゃないか? |
それなら、強さとかじゃなくて、無茶なデュエルを止めればいいんじゃない? |
真理だな… |
◆ ◆ ◆
ベルからだな… |
ある意味すぐ近くだね~ |
海に飛び込んで、相当潜ればな… |
もし、みんなこの場所に来る予定ならちゃんと情報を集めないと! |
来る手段以外に、集める程の情報があったか? |
お宝情報とか… |
お宝情報なんか、あったか? |
ないから、探したいなぁ… |
完全に自分のためデスよね… |
◆ ◆ ◆
あ… |
…… |
やっぱりいたか…かりんか、すぅれんのどっちか |
弔い合戦みたいなもんなのか? |
当の本人たちは、あまり気にしてなかったみたいだけどね~? |
コクリ |
◆ ◆ ◆
ヴェァアアアアアンンン… |
いちおう、仇打ちはできたのかな |
今度会った時に、教えてあげましょうか? |
… |
◆ ◆ ◆
黒ネームが消えて行くのは、やはり辛いですね… |
自分のキャラじゃなくても、良い気分はしないよね |
自分を襲って来た時には容赦ないだろ、お前 |
台無しでしてよ、エレミアさん? |
◆ ◆ ◆
私もゲームのセーブデータはどうしても消せなくてな… |
セーブデータを入れたカードが、どんどん増えて困るんだ |
あぁ… |
無理に話を合わせなくてイイのよ? |
◆ ◆ ◆
かなり上まで来たな… |
黒ネームも出てこなくなったし、ここまで来た人って他にいないんじゃない? |
前人未到か… |
◆ ◆ ◆
うーん、もやもやするなぁ… |
どうした? |
ちゃうなぁ… |
すごいセンサー能力だな…… |
◆ ◆ ◆
内装が厳かになってきましたね… |
中央祭壇が近くなってきたんだろうな |
少し緊張してきたわ… |
◆ ◆ ◆
窓の外から見える、空の天井が近づいてますね |
なんですって!? |
うおっ恐え!! |
やめとけって… |
ええかげんにしとき? |
◆ ◆ ◆
ここまでお宝らしいお宝がほとんどなかったわね… |
目的を完全に忘れてるな… |
強欲さもココまで来ると尊敬に… |
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
~中央祭壇~
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
とうとう、来たわね! |
レリーフのかけらはどこだ? |
祭壇の中央に、なにかあるようですが… |
分かった、バランシア達は待っていてくれ |
…ちょお待って… |
フレルナ… |
!! |
シュウウウウゥゥ
奴はまさか…赤いファントム!? |
フレルモノ…サクジョ…スル! |
◆ ◆ ◆
ウ、ウウゥ… |
… |
しぶといな… |
カケラ…ハカイ…! |
なにっ!? |
!! |
させない!! |
あかん! |
それに触れるな!! |
フレルモノ…サクジョ…! |
バシィッ!
ああっ!? |
バランシアーッ!! |
よくもバランシアを! |
!! |
◆ ◆ ◆
ウ…ゥ… |
… |
消えたわ… |
バランシアッ! |
あ…なに、コレ… |
いや…バランシアが… |
イヤアアアアアアアッ!! |
バラさん! |
どしたん!? |
バランシアが… |
クッ… |
同じだわ…私の時と… |
やるしか…ないのか!? |
…… |
ヴァルアアアアアアアアアッ!! |
◆ ◆ ◆
…ヴァ…ァァ…… |
バランシアが… |
消えてもぉた… |
バランシアさんのデータ、消去されマシタ… |
ドコにも存在シテおりまセン… |
直接連絡してみる… |
…… |
………ダメ、出ないよ… |
轟雷…しゃべり方、戻っとぉし |
ごめん…ちょっと今、余裕ない… |
…すまなかった |
ううん、そんな事ないよ… |
今日は、もう落ちるわ… |
ん…わかった…… |
あんたらもそんなに落ちこまねぇでくれよ… |
私… |
優しいな、お嬢ちゃん… |
ああ…また |
…… |
アンタは、まだ仕事があるでしょ…? |
バランシアが守ったレリーフのかけらを、お願いするわ… |
……コクリ |
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
~どこかの塔の屋根の上~
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
二つ目のかけらが解き放たれてしまったわ、ルナ |
二つ目のかけらが解き放たれてしまったね、マリア |
世界はまた、次の朝を迎える… |
どんなお天気になるのかな? |
ふふふ… |
くすくす… |
第二章 完
第三章へ続く…