PS3&Xbox 360『ASURA'S WRATH アスラズ ラース』 サイバーコネクトツー公式サイト

スタッフブログ第15話「大き過ぎませんか?」

皆様こんにちは。
「ASURA’S WRATH」で背景を担当しましたアーティストの江崎です。

まずは、ゲームの背景という部門が
どの様な仕事をしているかをご説明させて頂きます。
背景は画面に映る比率が大きく、
ゲーム画面での印象を決めるのに重要な役割を果たします。

背景となる地面や建物、空気感やライティング、全体の色味を背景担当者が
イメージボードやコンセプトアートと呼ばれる画を元に決めていきます。
その創り上げた世界をキャラクターが歩き、走り、暴れ回ります。

背景の中ですべての出来事が行われる訳ですが、
その分キャラクターの大きさやゲーム構成、演出、いろいろな要素に
大きく影響を受けてしまいます。

その一例をご紹介しましょう。

規格外のスケール

「ASURA’S WRATH」の世界は凄まじくスケールが、デカい!です。

ディレクター下田が「これは地球半周の大きさは必要でしょうね」や
「この戦艦は5kmです」と言った時には、
想像力が規格外なディレクター下田に感心しながら、
どうやって再現してやろうかと日々頭を悩ませました。

設定はこの戦艦がなんと5kmです。

いくら3DCGでも実寸で「地球半周の大きさ」は作成出来ませんので、
兎に角スケールが大きく見える様に工夫して作成しました。

ましてや、プレイヤーキャラクターは「神」ですので「神」なる速度・・・、
かどうか定かではありませんが、
マッハ以上の速さで走る(by下田)らしいのです。

ですから、あるキャラクターは実寸で数十kmに及ぶ背景を
マッハ以上の速度で走ったり、乗り物で疾走、飛行したりしていますが、
マッハですのでそれなりの時間で着いてしまいます。
さすが「」です。

そんなぶっ飛んだ「ASURA’S WRATH」の世界観を実現させるべく、
皆で試行錯誤を重ねた結果、目出度く完成、発売されました。

宇宙や地球で、空で、地上で、マグマの岩上で、
その他盛りだくさんなシチュエーションのスケール感も
楽しんで頂ければ、私ども背景班は喜びます。

是非「ASURA’S WRATH」を体験してみて下さい!

初期に作成した思い出の場所。