立体視で迫力のバトル

皆様はじめまして!?こんにちは。
『.hack//Versus』で背景制作の総括、及び制作を担当していました、松山 恒寿です。

6月28日、ついに発売の本作
ドットハック セカイの向こうに+Versus Hybrid Pack」が発売されました!

わたくしは、「ドットハック セカイの向こうに」を劇場に見に行ったにも関わらず、
ドットハック セカイの向こうに+Versus Hybrid Pack」の初回限定版を当然のように
購入した訳ですが、皆様はいかがでしょうか???

自分で作ったゲームが入っているからだけでなく、手前味噌ではありますがゲームをプレイして
本当に良く出来たゲームに仕上がったので、
仕事を忘れて家でやりたくなったので買ったのですが。

もちろん劇場版も好きですので!!

さて私は開発中盤から制作チーム合流した訳なのですが、
今回開発で一番苦労した点を挙げますと、
劇場版との連動で、立体視対応、3Dです。

開発で立体視と言っても、何が苦労するかが分からない方もいらっしゃると思いますので、
簡単に補足しますと、ゲーム内では使用出来る容量が、
キャラクタ、モーション、背景、デモ、システム、サウンドなど、
各部署決められており総合してゲームが出来あがっている訳ですが、
立体視はゲーム画面に通常表示させる処理が2倍以上かかるのです。

つまり通常よりも、半分の処理で動かさないといけないという事ですね!!
(厳密にはもっと細かいですが、大まかな理屈はこんな処です)

過去のブログでプログラマーも立体視の事に触れていますで、
背景作成で苦労した点を幾つかここで。

従来の技法では、簡単にはカキワリと言われる、カメラは近づけないが、
そこにあたかも立体のモノがあるような絵を描いた板ポリゴンを置くというという事を
するのですが、立体視となるとカメラからの一定距離では使えない、
オブジェクトの奥にオブジェクトを重ねておけない、カメラの位置とTVに映る範囲を比較して、
テクスチャのサイズが適切かなどなど、
従来では余り意識しない事を意識する必要がありました。

その結果、立体視のゲームソフトとして完成させることが出来ました。

「アウラの庭」バトルステージ開発画面

「アウラの庭」バトルステージ開発画面

皆さん3D対応TVをお持ちでしたら是非、お友達と立体視でバトって下さいね。
もちろん、普通のTVでも遊べますよ。

また新しくドットハックのキャラや世界の魅力が
皆様にお届けする事が非常に楽しみでにしています。
是非気軽にドットハックの世界へ飛び込んで遊んでみて下さい。

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