映像の設計図

すみすみ~(これがわかるのはかなりコアなかたですね^^)。
どうも、今作では主に絵コンテと開発ツールの作成を担当した小田です。

今回は絵コンテのことで少しお話したいと思います。

絵コンテは映像をつくる上での設計図になるもので、とても重要なものです。
文字だけでつづられたシナリオから、それを映像としてどう表現するかということを
具体的にするために絵におこしていく作業です。

この場面でのキャラクターの心情はどうなっているのか、
それを表現するためにはどんなお芝居をさせたらよいか、
適切なカメラアングル、カット割り等々。
様々なことをシナリオから読みとり、
あるいは想像してひとコマひとコマ絵を描いていきます。

そうしてできた絵コンテをもとにして実際の映像がつくられていきます。
自分の描いた絵が映像となって動いているのを観るのはそれだけでうれしくなるものですが、
それ以上にうれしくなる瞬間があります。
それは絵コンテ以上のものができあがってきた時です。
自分のアイデアに他の人のアイデアなどが上乗せされて
想像以上のものができてくるというのは、集団作業の醍醐味ともいえます。

今回の作品でもそうした瞬間を感じる場面がいくつもありました。
全スタッフの力が結晶したフィルムになっていると思います。
1カット1カットがどういった意図でそうした絵づくりになっているのかなど、
隅々まで観て想像していただければ絵コンテを描いた者としてうれしく思います。

柳川にロケハンに行ったのは絵コンテを描くうえでイメージをつかむのに大いにに参考になりました。 みなさんも一度行ってみては?

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