モーション最初のお仕事
おはようございます。モーション担当の中村です。
「.hack//Versus」では制作の初期から参加して
ハセヲを中心に他のキャラクターのモーションも担当しました。
モーションとはキャラクターに動きを付けて魂を与える、ゲーム作りで最も重要な部分、
いや寧ろゲームのすべてと言っても過言ではない。
と思っているモーション担当中村がモーションの仕事を紹介します。
モーションとは『キャラクターにどういう動きをさせるのか妄想を膨らまし~』といった話は
もうすでに他のスタッフが書いているみたいなので、
今回は【モーション最初のお仕事】について説明しようと思います。
モーション最初のお仕事
「.hack//Versus」の場合、プロジェクトが始まると、
まずは企画書を元にゲームで必要となるモーションを洗い出すことから始まります。
「走り」、「ジャンプ」、「ガード」、「攻撃」など過去に携わったタイトルを参考にしつつ
リストに挙げていくと、最低限必要なモーションだけで120近くになりました。
これにキャラクター特有のアクション分を追加して
「.hack//Versus」のキャラクター1人分のモーションの洗い出しが完了となります。
こうして出来たリストのモーションを用い、プロトタイプのゲームが作られ、
そこでシステムと上手くかみ合わなかったモーションを修正しつつ、
さらに新たなアイデアを追加して可能な限り完成形に近づけます。
こうして、リストのモーションをゲームの完成形に近づける事によって、
制作の途中で合流するメンバーが迷わず
初めから全力でモーションに取り組めるよう準備をする。
これが【モーション最初のお仕事】です。
今回はちょっと変わったモーションのお仕事を紹介しましたが如何だったでしょうか?
ちなみにプロトタイプに使われたキャラクターはハセヲで、
フォームチェンジや飛び道具など色々試して見るにはうってつけなキャラクターでした。
そんなハセヲはモーション数も全キャラクター中最多の大ボリュームとなっていますので、
是非とも操作してご堪能ください。