皆様こんにちは！
劇場用3Dアニメーション「ドットハック セカイの向こうに」では
アニメーションを担当させていただきました、角田です。

ついに映画公開です！皆様もう見ていただけたでしょうか。
私は担当箇所の制作が終わった段階で別のプロジェクトへと移りましたので、
完成形は私も劇場で初めて観ました。

エフェクトやサウンドが全て合成され、大スクリーンで見る迫力と映像美！
ストーリーを知っていても感動してしまいました。

今回私は「ゲームパート」のメインキャラクターのアニメーションの他に、
周りにいる「賑やかし」こと名もなきモブキャラクターの配置管理や
アニメーションも担当いたしました。

実はモブキャラクターはPC職業や男女別30種類×カラーバリエーション3種＋NPC数種類で
計100種類以上もいます。

もちろん各キャラクター設定も細かく作られています。
ほとんど出てこないのでもったいないのですが、職業ごとに武器なども作りこまれています。
全体を見渡すシーンなど、多いシーンでは50人近く配置してあり、
1キャラ1キャラ丁寧に作られています。

カットが切り替わっても辻褄が合うように配置を調整したり、
布や髪の毛などの揺れものを全キャラクターに設定して、
顔が見えるなら瞬きや口パクも作って設定したり…。
…目立たないですけど徹底してこだわりました。

賑やかしは地味ですが無いと非常に寂れた雰囲気になってしまう、大切な存在です。
数多くのプレイヤーが集う「THE　WORLD」の賑やかな雰囲気を感じていただけたら幸いです！

モブキャラクター配置テスト中の画像