立体視、リッタイシ!、りったいしっ!!

みなさんこんにちは

「ドットハック セカイの向こうに」制作担当の二塚です。

遂に劇場公開!!「ドットハック セカイの向こうに」
ようやく皆さんにお披露目することができます。
若干感無量の毎日ですが、改めて

劇場用3Dアニメーション 「ドットハック セカイの向こうに」本日公開スタート!
全国で上映しておりますので
みなさんよろしくお願い致します。

詳しくはこちら
http://dothack.com/

宣伝もここまでにして、今回はサイバーコネクトツーが制作する上で
特にこだわったポイントについて語りたいと思います。

立体視と聞いてまず、『苦手だな~』とか、『目が痛くなるからな~』と
思われた方には是非読んでいただきたい内容です。また全然大丈夫と
言われる方にも劇場での楽しみ方が増えますので一読していただけると幸いです!

たくさんあるのですが、一番はなんといっても立体視!!

立体視に関しては5年前から研究に取り組んでいたのですが、
5年前当時は立体視対応TVの種類の少なさに翻弄されましたね。

何とかTVを工面して、制作を進めていましたが某映画の影響で立体視の
認知度がグッとあがったのを皮切りに立体のTV、劇場がどんどん増えて
いったのは制作を行う上でかなりの追い風になりました。
(新しい立体TVが発売されるたびに社長の松山にねだって買ってもらってました)

また、チームでも立体視の映画を一緒に見にいって『あーでもない』、『こーでもない』と
議論を交わし、見習う点や、反面教師的なポイントをまとめながら日々研究をくりかえしていました。

なかなか良作の立体視コンテンツと出会える機会がない中、いままでで一番見やすい、
そして、立体視の特性をいかした、立体視でしかできないコンテンツにしようと
みんなで決意し、制作は進んでいきました。

最終的には下記の点をサイバーコネクトツーにしかできない立体視映画作品の
こだわりポイントとして、作品に反映させました!!

それではこだわりポイントを発表させて頂きます!!

ポイント(1)

現実世界とゲーム世界二つのセカイを行き来する中で、それぞれの世界で立体視の奥行き感を変えている点

現実セカイ 立体視弱め

ゲームセカイ 立体視強め

これはどういう事かというと現実世界に関しては立体感を弱く調整することで、
現実的なリアリティを強調させ、ゲーム世界に関しては立体感を強く調整する
ことでよりゲームへの没入感を味わってもらう。
二つのセカイでのメリハリを強調していったということです。

これって二つのセカイをもつドットハックというコンテンツにしかできないポイントだと考えています。

そしてポイント(2)

立体視エンターテインメントとしての楽しさ。

劇中後半の箇所はより立体視としての
演出を楽しんでもらうため、舞い散るデータ片をふんだんに盛り込み
観ている方がその空間に包まれているような演出を心がけました!

さらにポイント(3)

ドットハックだからできる表現方法。

ゲームの世界はすべてデータからできています。その構造をうまく使い
データをバグデータが上書き(浸食)してその奥に別次元の空間が広がっている
といった奥行き感の演出を随所に入れています。

ポリゴンデータの奥に別次元の空間が広がっている!

まだまだこだわりポイントはたくさんあるのですが、
全てあげてしまうときりがなのでこれぐらいにしておきます。

「ドットハック セカイの向こうに」はドットハックでしかできない
立体視の演出表現をふんだんに盛り込んでいます!!

立体視に関しては特に目に優しく、だれにでも受け入れられるような立体視になるよう
修正に修正をかさねております、最後の半年は、立体視の調整に時間を費やしました。

本作は立体視でみる為に作った映画ですので
みなさんには、是非、劇場で楽しんで頂きたいです!

サイバーコネクトツー

血と汗の結晶

いや、もといっ!

目と涙の結晶!!

となっておりますので、是非劇場の大スクリーンで立体視をご堪能ください。

立体視のチェック回数が異常に多かった為に制作終盤では立体視メガネが
破損していくというアクシデントがっ・・(完全にメガネの耐久限界を超えていましたね。
ここまで頑張ってくれたメガネ達に感謝です。ありがとう立体視メガネ)

立体視のチェック回数が多すぎてぼろぼろになった立体メガネ・・・(もう、完全に HP0 の状態です。 歴史に名を残す勇者です。)

掛けると傾くメガネ・・・(限界値ぎりぎりです。ゲーム的にいうと残りHP が 1 ケタぐらいで すね。頑張ってくれてますが、早急に回復が必要です。)

テープで補強して使用してました・・・(回復魔法と守備力アップの魔法でガッチリ固めて、なんとか戦ってもらってる感じです。)

制作担当 二塚 万佳/マンケイ
ツイッター:@futatsuka_cc2

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