最終章 5話「罪竜のレリーフ」

カテゴリー: ストーリー, 最終章
「ギルティドラゴン」開発ブログ
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最後のレリーフをなんでナビコが……?

ワタクシがレリーフを……?
はは、何を言ってるんデスか、エレミアさん

!?

覚えてないのか?

さすが皆さん、とうとう最後のレリーフに辿り着かれたんですね^^

フラットレー!
まさか、あんたが……黒幕なの!?

フフフ、バレてしまいましたか^^

お、俺は最初から怪しいと思ってたぜ!

遊んでる暇はなくってよ、調査が正しければ事態が動き出すはずでしょう?

あっ、アイテムコレクターのお姉さん!?

フフフ、毎度ありがとうね

私が黒幕……だと楽しかったのですが残念ながら、ただの調査人なのです^^

……なーんてな……それも知ってたぜー……

 
◆ ◆ ◆
 

二人がここに来たという事は、なにか裏が取れたという事かしら?

残念ですが、そこまでは^^

しかし、この「罪竜のレリーフ」のクエストに関する情報を少し調査出来ましたよ^^

やはり「罪竜のレリーフ」は正式に認可されたクエストではないようです^^

実装されるはずのなかったクエスト、ということなのかしら?

なんでそんなクエストが存在できるんですか!?

クエストを今も存在させているのは……
そう、あえていうのなら、罪竜そのものね

なるほど……
いやすまん、わからん

では、歩きながらご説明しますね^^

こくり……

 
◆ ◆ ◆
 

どうやらこのクエストはある実験のために計画されたクエストのようです^^

実験……?

罪竜の八つの呪い……それは“The World”を支配する八つの力でもあるそうです^^

力を解放するには、どうやらそれぞれの「鍵」を使える者が必要なようでして……

八つのレリーフに仕組まれた「鍵」の主、適合者を探す実験……だったようです^^

八つの力を解放できる、適合者を探す実験……ですか

何でそんな実験が、こんな危険なクエストになっちゃったのよ!?

はい、だから実装されるはずではなかった、という事です^^

一体だれが、どうやってクエストを実装させたんだ……?

その一番怪しい容疑者が、この神殿の奥に立てこもっているんですが^^

話を聞きに行くためには、レリーフが全て集まらないとダメだったんですよね^^

つまり、罪竜自身がクエストを始めたって?
いや……そんな事があるのか!?

どうでしょうね、ですから今から聞きに行きませんか、というお誘いです^^

もちろん、あなたがその主賓ですが^^

……コクッ!!

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
~本殿~
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

最初に来た時と、様子が違うようだな……

ええ、私たちが来た時はこのような階層構造ではありませんでしたわ

状況に応じて、構造まで変わるとは、実に興味深いですね^^

我を解放する者よ……

神殿の先にて我はそなたを待つ……

!!

さっそくの歓迎みてーだな

今、神殿の先……と言ったよな?

こくり……

私も気になりましたが、神殿の奥に別の住処があるようですね^^

そこまでは調査できていなかったのかしら?

申し訳ございません、としか^^

 
◆ ◆ ◆
 

何もかも分かっていたら冒険にならないしこれくらいの謎がある方が丁度いいだろ?

こくこく

でも……ちょっと……こわい、かも……

それでも、私は行って確かめたいです
なぜこんな事になってしまったのかを……

ぜひ、罪竜に会うまでに文句を考えておいてください^^

 
◆ ◆ ◆
 

黒ネームになった方たちは、世界を支配する力を受け入れる資格がなかった……

そう解釈すればいいんでしょうか……?

そうですね……ただそれが良い事なのか悪い事なのかは、別だと思いますよ^^

この方を見ていると、特にそう感じます^^

……!?

そうだな……達観している感じはあるが

 
◆ ◆ ◆
 

黒ネーム化したキャラのプレイヤーの方々に起きている現象は調査中ですが……

おおむね刹那さんのおっしゃられていた説に間違いないようですね^^

フラットレーが言うと、緊張感が足りないように聞こえるのよね……

問題は症状が人体だけに止まらないかもしれない、ということですわ……

今のところ、実害は出ていないようですけど

冒険者を黒ネーム化させる原因の検証はどこまで進んでいますの?

そうね、レリーフと接触した時に発信される特定の「波」が、症状を誘発している……

それは脳に干渉する信号であり、電子機器に影響する振動、共鳴であったり……

残念ながら、その程度しか分からないわね

それで色々な物を集めて調べていたのか?

趣味と実益を兼ねてね……フフフ

 
◆ ◆ ◆
 

ちょい待ち、奥から殺気が来よる……

あれは……

…………

赤いファントムじゃねぇか?

先回りされていたのか!?

レリーフが集まらなければ、この階層自体も出現しなかったのでしょう?

私たちが先へ進まなければ、彼もまた先へ進めないのではないかしら?

皮肉な話だが、行く手を阻むなら、戦うしかないだろうな……

コクッ!

 
◆ ◆ ◆
 

……セカイ……コワ……レ……

 
(ボシィッ……)
 

……

罪竜のレリーフの探求が、イレギュラーなものだとしたら……

あのファントムは、危険なクエストの進行を阻止しようとしているんじゃないのか……?

おっしゃりたい事は分かりますわ……

根本的なことかもしれないが……

我々は、このクエストを完遂してしまっていいんだろうか?

う……そりゃ、もちろん……
もちろん……

……

 
◆ ◆ ◆
 

終わらせるべきです……

それが、クエストをクリアする事なのかどうかは分かりませんが……

私は“The World”を良い世界に戻したいです

……せやな、前に進むしかないねん

まずは、罪竜とやらに会わないと始まらない、か……

 
◆ ◆ ◆
 

んん……?
何か気のせいかぁ……?

どうかしましたか?

何か、気配がしてんやんかぁ……
こう……ザワザワすんねん

少なくとも黒ネームの待ち伏せじゃないと思うが……

 
◆ ◆ ◆
 

……ウゥ……

……

またアイツか……まださっきのダメージでボロボロじゃないか……

立ち向かってくるなら、戦うぜ
それが筋ってもんだろ

……ゥゥ……

 
(ゴオオウッ!!)
 

なんだっ!?

……ヤラセナイ……

また新しいファントムか!?

全力投入ってことだろう……行くぞ!

……コクッ!

 
◆ ◆ ◆
 

……ォオオォォ……

……ウゥ……

 
(ボシュウッ……)
 

こっちだって、全力だぜ!

そうよ、覚悟を決めるしかないもんね!

コクッ!

 
◆ ◆ ◆
 

イリアは大丈夫?

へ、平気……がんばる……

見た目ではイリアの方がお姉さんぽいのに不思議な感じですね

あ……はい……

あ~あ、落ち込んじゃったのだ~

 
◆ ◆ ◆
 

……コノサキヘハ……イカセン……

また出たな、死神……
この前より気合が入ってるじゃないか……

気合なら、負けません!

せや!
やったろうやん!

コクッ!

 
◆ ◆ ◆
 

……カクゴ……カ……

 
(ボシュウッ……)
 

ふぅ、やったのだ~!

体調は問題ございませんの?

ファントムが出ても、別に何ともないかも?

やはり、黒ネームとファントムとは、別の因果存在のようですわね

なるほど、今度ファントムが出たら、何かサンプルになりそうな物が欲しいわね……

趣味と実益を兼ねて……フフフ

やっぱり、ただのコレクターさんかも……

こくり……

 
◆ ◆ ◆
 

どうやら、ここが神殿の最奥のようですね^^

なんだ、この光のゲートは……

我を解放する者よ……

!!

我が罪を浄化する者よ……

我が魂は煉獄の底……

さぁ、そろそろお出ましの様ですわよ

こくり……

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