最終章 2話「エル・シオンI」

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「ギルティドラゴン」開発ブログ
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~港・船工房~
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さあ、これが失われた古の技術を復活させて完成にこぎつけた、「飛空艇」です!

確かに、未だ「飛空挺」の技術を再興したギルドはございマセンね

おめでとうゴザイマス

マジか! スゲー!!

おお! 以前は確かに存在したらしいが、もう実装されていないかと思っていたぞ!

これもコツコツと工房の技術力を鍛えあげた末の到達点ですよ、ハッハッハ

コクコク!

バルバル、すごい!
わたし、早く乗りたいのだ~!

承知しました、では早速参りましょうか

なにしろ初めて飛ばすので、アレですが……
まぁ大丈夫ですよ!

え、あ……うん
信じてるよ、バルバル……

 

 

と、飛んでるわ!

いやぁ、本当に飛ぶもんですねぇ!

高度的にはあまり高くは飛べなさそうだが、素晴らしい仕事だな!

そうですね、山越えとなると厳しそうですが
まぁ、これからの改良次第ですね

 

 

このスピードなら、かなり早くセレカに到着出来そうだな

思ったより良い加速ですね
さすが、我が工房です!

 
◆ ◆ ◆
 

そろそろ大辻市場の近くですね
寄る必要はありますか?

今は、先を急いだ方が良いんじゃない?

そうだな、ポイズンハニーのみんなに挨拶している暇はなさそうだ

 
◆ ◆ ◆
 

大辻市場が上から良く見えますね
今日も賑わってるみたいで、なによりです

たしかに人が多いな……多いが……

なにか少し物々しい雰囲気がするのは、気のせいか?

 

 

おー! 闘技舞台クルア・クロスを上空から拝めるとは……壮観だな!

ここも相変わらず、人が多いみたいですね

ああ……しかし、何か大会が行われている様でもなさそうだが……なんだ?

ななみんに話を聞ければいいけどねぇ?

ななみん……あぁ、七海か?

トップランカーの彼女に会うのはさすがに難しいだろうな……

 

 

セレカの東から港に向かいますよ

言い忘れてましたが、海にしか着水できないので、ご了承ください!

ああ、そうか……形は船だものな

さあ皆さん、セレカに到着ですよ

たしかに普通の船と比べ物にならないくらい速かったな!

 

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
~セレカ港~
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それじゃ、バランシア達を探しましょ!

私はこの船で待機しておりますので何かございましたら、こちらへどうぞ

分かった、また後で会おう

 

 

バランシアたちがすぐ見つかればいいが……

別れて探しながら、あとで広場で合流する?

わかったぜ!

コク!

ではマスター参りマショウ!

……

…………

……………………

………………………………

よう、あんたか……

!!

よく俺たちがここにいるって分かったな

……

ハハ、怖い顔をするなよ
バランシアも来ている事は分かってるだろ?

ついてこいよ、バランシアのやろうとしてる事が気になるんだろ?

コクリ……

 
◆ ◆ ◆
 

轟雷!?

やっぱりいたのね!

広場で何か動きがあるってここに来る途中で人が話をしてるのを聞いたぜ

ハッハッハ、そろい踏みだな?
丁度いい、今から始めるところだ……

なんだって?

 
(すっ……)
 

……

バランシア!

 
(スタッ……)
 

ゴメンなぁ?
ちょっとだけ静かにしててくれん?

おい、バニラに何する!

何もせぇへん……ただあの子の戦いを見てもらえればええだけやし……

バランシアの戦い……?

 
◆ ◆ ◆
 

この世界を……「The World」を愛する全ての冒険者の皆さん!

私は「紫苑の騎士団」のバランシアという者です……

願わくば、私の声に少しだけ耳を傾けていただけないでしょうか!

 
(ざわざわ……)

(ざわざわ……)
 

今、この世界に異常な現象が起きているのを御存じでしょうか……

「罪竜のレリーフの探求」にまつわる、重大な欠陥により、私たち冒険者は、冒険の域を超えた大きな危険に晒されているのです!

すでに噂で聞いた方も、遭遇した方もいるのではないでしょうか……
呪われた黒き冒険者たちの事を!

 
(ざわざわ……)

(たしかに……)

(ああ、俺も……)
 

黒き呪いを受けた者は、二度と貴方たちの元へは戻っては来ません……

蘇生も叶わず、仲間と冒険した思いと共に、永遠に失われるのです!

バランシア……

……これらは「罪竜のレリーフの探求」に決着がつくまで、この世界を犯し続ける、真の呪いなのです!

現在「罪竜のレリーフの探求」で残されたレリーフは、あと2つ……!

我々「紫苑の騎士団」は一刻も早くこの呪いを世界から排除すべく、探求を成し遂げる同志を求めています!

ギルドの垣根を越え、罪竜のレリーフの探求を終わらせるための同盟(ユニオン)――

「エル・シオン」の設立をここに宣言いたします!

「エル・シオン」同盟だって……?

次のレリーフが存在する場所もすでに判明しています……

なに!?

その地に向けて、我が同志たちの多くがすでに動いています……!

エル・シオンの同志として、世界から呪いを解き放つ救世主として立ち上がる勇者達よ!

レリーフが存在する、我々の戦場は――
「闘技舞台クルア・クロス」です!

!!

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