第二章 17話「北の祠」

カテゴリー: ストーリー, 第二章
「ギルティドラゴン」開発ブログ
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  • アプリ内のメインストーリーをそのまま掲載しております。
  • チュートリアルが含まれた内容やわかりにくい表現がある場合もございますので、あらかじめご了承ください。

 

神殿に入る前に思ったが、塔のように高いな

30階ほどの階層に分かれているようデス

塔のように、というか塔だよね…
はふぅ

 
◆ ◆ ◆
 

先は長いので、クリュ・アーク神殿の由来などを説明いたしマス

先ほど七海様が言っておられマシタが、クリュ・アークは戦いを司る獣神デス

獣神ゆえに、怒りのあまり暴走することもしばしばあり、ソノ伝説も多く残っているそうデス

獣はやっぱり暴走するのねぇ…?

な、なんだよ…
そんなに見つめられると照れるぜ!

 
◆ ◆ ◆
 

「精霊の蒼き涙」の事をまだビント達に頼んでいなかったな

ビントに頼むと忘れちゃいそうだねぇ~

…そうだな、頼む人選は考慮するとして、お前も人の事はとやかく言えんぞ?

それは、俺も声を大にして言いたい!

あわわ、やぶへびだよ~!
にひー…

まあ、ベルに頼んでおけば大丈夫だろう…

…よし、メールしておいたぞ

でも「精霊の蒼き涙」はビントちゃんが持ってたのよね?

またビントちゃんが迷子になってないとイイわね~

…まさか、な

何かのフラグがピコンと立った音がシマシタ

 
◆ ◆ ◆
 

おっと、ベルから返信だ…
ゴクリ

どう?
ビントちゃん見つかった?

迷子が前提なのか…
って、ホラ!お前のせいでやっぱり迷子じゃないか!

さすがビントちゃん、期待を裏切らないわね
だけど、私は濡れ衣だと思うんだけど!?

とにかくメールによると、ビントを見つけ次第、西の塔に向かってくれるそうだ…

いや、その前におしおきをしないとダメだねぇ…
との事だな

あっちはあっちで平常運転みたいね~

 
◆ ◆ ◆
 

今回はどうして迷子なのかしら?

ペットに逃げられて追いかけて行った、とかじゃないか?

街でペットを探す、みたいな事を言ってたからな

うわぁ…
情景が思い浮かぶわね…

しかし、妙だな…

どうしたの?

神殿にしては、神官のNPCすらいない…
静かすぎないか?

そういえば、そうね…ゴクリ

入り口から黒ネームが出てたんだ…
用心して進むぞ

 
◆ ◆ ◆
 

ヴゥ……ゥ……

!?
聞こえたか?

コクコク

この先…
上の方かしら?

コクッ

よし、気づかれないうちにこちらから行くぞ!

 
◆ ◆ ◆
 

ヴゥウウゥゥ…
ルアアアアァァァ……

やったな…

この上にもいそうだわね…

 
◆ ◆ ◆
 

そういえば、わんわんは、独りで東の塔に向かうのよね?

どうして、独りで行く事に決まってるんだ?

ええっ!
…独りじゃなかったのか!?

だから、なんでそんなに驚くんだ!?

 
◆ ◆ ◆
 

ほら…ヴィクトリア…
じゃない、復讐の寅、だっけ?

アイツと行く事にするぜ…
まったく、変な名前つけやがって…

おい、皆が一斉に「お前が言うな!」って突っ込みたくなるような事を言うなよ?

 
◆ ◆ ◆
 

オッケー、ヴィクトリアのヤツを呼び出しといたぜ!

結局、ヴィクトリアと呼ぶんだな…

じゃあ、わんわん行ってらっしゃい~
そうだ「精霊の紅き心」を渡さなきゃね…

え?
まだしばらくつき合うぜ?

は?
今、呼び出したんじゃないのか?

おう、封山の岩戸の前で待っててもらうぜ?

あのな…
皆がお前みたいに辛抱強い訳じゃあ、ないんだぞ?

私、ちょっと反省したわ…

 
◆ ◆ ◆
 

我々が岩戸に戻れそうな時間を見込んで、その時間に待ち合わせる様にしておけよ?

お、おう!
もちろん分かってたぜ!

アレね…
人のふり見て、我がふり直せ…

バニラさんがコレまで見た事のないような悟った顔をシテマス…

 
◆ ◆ ◆
 

あ、ヴィクトリアから返信がきたぞ…

ほう、なんと?

えーっと…
「師匠と修行中だ、邪魔するな!」

「でもしょうがねーから行ってやる」
だって?

(清々しいほどのツンデレねぇ…)

(なんでこっちが恥ずかしくなってるんだ)

 
◆ ◆ ◆
 

じゃ、邪魔するなって言われた!

そこに喰いつくのか…!?

あらやだ、波乱の予感がするわ♪

 
◆ ◆ ◆
 

わんわんは、福寅ちゃんの師匠の事は知らないんでしょ?

福寅ちゃん…?

復讐の寅を縮めて、ちょっとメデタイ感じにしてみたのだ~

バニラ、それは分からないぞ…

でも可愛いらしくてズルいな…
おっと、ヴィクトリアからまたメールが…

なんか、その師匠もついてくるらしいぜ?

良かったじゃないか、友達が増えて

な、馬鹿な?!
友達の友達は友達を奪い合う敵だぞ!?

ん?
その理論で行くと私はお前の…?

 
◆ ◆ ◆
 

まあ、あの師匠…アトラとか言ったか?
変な口調だったが、悪い人じゃなさそうだ

ところで、なんの師匠なのかしらねぇ?

言われてみれば、謎だな…

よく分からないけど、俺も弟子にしてくれるかな?

うん、よく知ってから弟子にしてもらうか決めた方がいいだろうな!

 
◆ ◆ ◆
 

…ヴゥ……ァ……

!!
また近いぞ……

今のうちに、良い所を見せておかないと!

あらやだ、ガンバッてねぇ、ファルファル~

キター!

にやり♪

 
◆ ◆ ◆
 

ヴアアルウゥゥ…ゥ……

結局、美味しい所を持っていかれたわねぇ

くっ…
次こそは負けない!

いったい、何と戦っているんだ…?

 
◆ ◆ ◆
 

やっと20階を越えたか…

フゥ~、それにしても高い神殿ねぇ

あと10階だ、行くぞ!

にひ~、が、がんばる~

 
◆ ◆ ◆
 

おっ、ヴィルからメールだぞ

あらま?
ベルじゃなくって?

ヴィル、だな…
ベルは今、ビントにおしおき中だそうだ

あぁ、ビント見つかったんだ

しかし、そうか…
そうだよな

どうしたの?
そんな落ち込んだ口調で…

メールだと、九州弁じゃないんだな…

そこ、そんなに重要なんだ…

 
◆ ◆ ◆
 

ふむ、ヴィルたちは西の塔に向かってくれたみたいだ

やれやれねぇ
ところで何のペットを手に入れたのかしら?

予定通り、オオアリクイをゲットしたそうだ

わぁ…
執念ねぇ

 
◆ ◆ ◆
 

そういえば、すっかり忘れていたわ!

どうした!?
…いや、やっぱりいい!

せっかく神殿に来たのに、お宝を探すのを忘れていたのよ!

エレミアさんが、とてもゲンナリしておいでデス…

どうせ高価な物は上の階層にあるものだし、今からでも遅くはないわよねぇ?

あー、まあ確かにそうかもしれんなー

あの強欲っぷりは、まさにアネゴの復活…

ソレがイイ事なのかドウカ、分かりマセンヨ

 
◆ ◆ ◆
 

しかし…
よく見たら荒らされたような形跡もあるようだが…

焦りは禁物よ…
本当に高価な物は最奥にあるんだから!

いや、他の侵入者がいた事を指摘したつもりだったんだが…

こうなったアネゴはもう止められないぜ!

なんで誇らしげなのか教えてくれないか?

 
◆ ◆ ◆
 

 
ガシャン…
 

!!
上の方で音がしたわ!

また黒ネームが…

これ以上、お宝を荒らされたらたまったもんじゃないわ!

いやいやいや、ちがうだろ!?

 
◆ ◆ ◆
 

エレミア、遅いわよ!

こういう時の爆発力を、平和利用できないものかな…

ザンネンですが、全く想像デキませんネ

 
◆ ◆ ◆
 

…ヴゥォ……オ……

!!
えっ?黒ネームがお宝を!?

その心配はないと思うが…
どちらにせよ行かない訳にはいくまい!

コクッ

 
◆ ◆ ◆
 

ヴギャアアアアァァァ!

出たわね!
私のお宝には指一本触れさせないから!

さあ、出番よ!

コクッ

素直に従うのが、マスターの良いトコロデス

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
黒ネームとの戦闘
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

ヴギィイイイ…ィ……

やったわね…
で、コイツが狙っていたお宝はドコ!?

本来の目的をお忘れになりやがってマスね…

それを狙っていたかどうか分からんが…
「精霊の碧眼」がどこかにあるはずだ

あ、あの女の像の目!
碧色に光ってるわ!!

さすがに目ざといな…
それが「精霊の碧眼」だ!

他の精霊のお宝と、同じくらい輝いてるわね…

おい、売ったらいくらか、とか考えてたりはしないだろうな?

それは、非売品だからな!

し、知ってるわよ、もちろん!

よし、じゃあそれを持ってすぐに下りよう
刹那たちがそろそろ来る頃だ

コクッ

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