皆さまこんにちは。
今回「ASURA’S WRATH」で、背景を担当しましたアーティストの長野です。
アスラの世界ができるまで背景デザイン担当の方には何枚も(×100)背景画を
描いてもらいました。
その中で今回は世界が具現化されるまでにどれくらいの絵や図があったのか、
デウス様が座っておられた「神国の玉座の間」を一例として
ご説明したいと思います。
世界を具現化するために必要なこと
これがイメージボードです。
この絵を基に変更すべき点等がないかチェックしていきます。
シナリオの都合上、「キャラクターが吹き飛ばされる場所が欲しい、
できれば玉座の上で」という話があったので玉座の部分を以下に変更しました。
それがこちら
威厳に満ちた玉座ができました。
これでどんなキャラクターが吹き飛ばされてもへっちゃらです。
次はこれらをモデリング担当者に作ってもらいます。
モデリング担当者がより分かりやすいように今度は図を用意します。
それがこちら
玉座の上部分だと2枚になりますが玉座の間は全部合わせて26枚の図を用意しました。
アスラズラースは細やかな装飾が多い世界観ですので
こういった詳細な図が肝になってきます。
世界をきちんと具現化させるためにこのような創意工夫を重ねる事で、
荘厳的でSFチックで何かカッコイイ背景はできていくのです。
「ASURA’S WRATH」をプレイされる際には
是非世界観も楽しんでいただければ嬉しい限りです。
出入り口の正面図
とっても細かいのです。